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バンドン

海外拠点リーダー  松岡俊文 教授


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バンドン

バンドンは、周りを山に囲まれ、年間を通じて涼しく住み易い環境の都市です。また教育都市としての側面も兼ね備えており、多くの大学が存在し、教育都市と観光都市の両面においては特に人気の高い町となっています。過去には、その美しさから"Paris van Java"として広く知られていました。

バンドン工科大学

バンドン工科大学(ITB)は、ジャカルタから南西180km、West Java地区にある首都・バンドン市に位置します。ITB(当時、De Technical Hoogeschool、TH)は、20世紀初めに当時の宗主国であったオランダ政府が多数のエンジニアを必要としたこともあり、1920年に設立されました。当時は一つの学科(de Faculteit van Technische Wetenschap)、学部(de afdeeling der Weg en Waterbrouw)しかありませんでした。1959年にバンドン工科大学(ITB)に改名され、インドネシア初の工科大学となりました。2000年にインドネシア政府により発行された法令No.155により法人組織として認められ、これによりITBはそれまで以上に、研究を推進する大学として発展を遂げました。現在では、優れた教育、知的貢献、産業連携、地域社会活動という4つの目標を掲げています。 ITBは、高等教育、研究、および社会活動を通じて、アジア圏の太平洋領域において、技術力の向上と持続可能な開発を促進しています。GCOEプログラムの主旨に沿った国際化、ネットワーク作り、最先端技術の開発、さらにインドネシアの社会経済情勢を反映したグローバルな課題にも重点を置いています。

共同研究プロジェクト

ITBとの共同研究プロジェクトでは、ジャカルタとその周辺域を対象に、地球温暖化の影響、二酸化炭素の地中隔離技術(CCS)、さらに防災から成るエネルギー関連の人間安全保障に関する研究と、それに関連したデータ収集を行います。インドネシアは三つのプレートがぶつかり合う災害多発国であり、世界で二番目に長い海岸線のある島礁国です。また、天然資源に恵まれ、火山や地震の問題を抱えています。そのため、天然資源や自然災害の研究は大変重要な意味を持っています。また、過度に人口が集中している都市、例えば首都のジャカルタ市等では特にエネルギー関連の安全保障の問題が重要になります。さらに、ジャ カルタ市では二酸化炭素排出量の増加の問題も顕著となっています。気候変動による海水面の上昇や自然災害発生の増加とそれらへの対処法の検討は重要な研究課題です。