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ムンバイ

海外拠点リーダー  多々納裕一 教授


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ムンバイ拠点のパンフレットはこちらからダウンロード可能です。(英語版

ムンバイ

ムンバイはインドの西海岸に面するマハーラーシュトラ州の州都であり、その人口規模は隣接するナビムンバイおよびターネーを含めると1900万人にも達し、世界でも有数の都市圏を形成しています。また、国際金融フローでも世界で10本の指に入る商業地であり、数多くの金融機関やインド企業の本社、多国籍企業の拠点がここにおかれています。さらに、インド全体の海上貨物の半数以上の量を担うなど港湾都市としての特徴も備えています。一方で、経済成長に伴う急激な人口増加に伴い、貧困、失業、医療、生活水準、教育水準などの広範囲に渡る社会問題を抱えています。2001年の国勢調査によれば、人口のおよそ54%がスラムに居住しており、特にダーラーヴィー地区はアジアで二番目に大きいスラム街であり、100万人以上の住民がここに暮らしています。

KU-GCOEムンバイプロジェクト

本拠点では、ニューデリーに本拠のあるSPA(School of Planning and Architecture)と協力しながら、Phase1、Phase2のように2つのフェーズをベースに研究を遂行しています。Phase1では、ムンバイ市、SPA、京都大学の三拠点で連携をとりながら、統合的な都市診断を行います。ムンバイ市を研究フィールドとして、災害に対する脆弱性分析をSPA、京都大学で分担して行います。その際にはムンバイ市の政策へのフィードバックプロセスを重視します。Phase2では、Phase1で得られた分析結果をもとに、処方的政策の立案及びその実践を試みます。多くの都市形成に関わる利害関係者を巻き込んだワークショップを行い、実践可能な行動計画の作成及びその展開を試みます。


Phase1:統合的な都市診断の実施


Phase2:実践可能な処方的政策の立案