ハノイ
海外拠点リーダー 藤井滋穂 教授
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ハノイ
ベトナムの首都であるハノイは、人口620万人(2007年、郊外区を含む)を擁する同国の首都です。ハノイは漢字では「河内」と書き、その名が示すよう に、ベトナム北部を流れる紅河のデルタ地帯に位置します。ハノイ市では、急激な都市化の進行とともに水環境汚染、劣悪な衛生状態、廃棄物問題、大気汚染、 洪水、あるいは交通渋滞など、様々なタイプの都市化に伴う問題に直面しています。
ハノイ理工科大学
ハノイ理工科大学(HUST)は1956年に創設されたベトナムで最初の国立工科大学で、ハノイ市の南部に位置しています。14の学部、7つの研究所および18のセンターから構成され、理系のほとんどの分野を有するベトナムでの有数の大学として評価を得ています。約1650人の教員が、40000人の学部生、2000人の院生を教育しており、とりわけ工学分野での評価は高く、高度な教育に加え、活発な研究活動を行っています。
京都大学-ハノイ理工科大学環境学研究・教育プログラム
2008年12月、京都大学工学研究科・地球環境学堂・エネルギー科学研究科・情報学研究科およびハノイ理工科大学ハノイ高等理工学研究科・環境理工学研究所・情報工学部・熱冷却工学研究所は京都大学-ハノイ理工科大学環境研究・教育プログラムを設置しました。本プログラムが本GCOEのハノイ拠点の基礎となっています。本拠点では、ハノイ理工科大学環境理工学研究所内にオフィスおよび実験室を有し、基本的な分析実験が可能な設備を整えているところです。また、2名の京都大学教員および数人の現地スタッフが本拠点に常駐しています。 すでにインターン研修に伴う京都大学学生受け入れなどを実施していると共に、現在のところ、ハノイ市およびその周辺を研究フィールドとして水環境、都市衛生、廃棄物、大気、建築、気候変動と防災、環境ガバナンス、住民参加型環境改善など、様々な観点からの研究を進めています。また、同じくハノイ市内に位置するベトナム科学技術アカデミー環境技術研究所およびハノイ土木工科大学とも研究協力協定を結んでおり、これらの大学、あるいはその他の関連大学・組織と共に、本拠点をベースとした活発な研究活動を行う予定です。