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プログラム概要

アジア・メガシティにおける人間安全保障の確保、すなわち、ベーシック・ヒューマン・ニーズの充足、地域公害問題の克服、異常気象や地震等による災害リスクの軽減、これらの脅威に対する個々人・家庭及びコミュニティ・レベルでのエンパワメントは、21世紀の人類に課された最大の課題の一つです。しかし、これらに対処すべき技術、制度、運営・管理、ガバナンスと、それらを体系的にマネジメントする学理及びそれを実践する人材の整備が、大きく遅れているため、未だ、人間安全保障の確立には、程遠い状態です。
これまで、土木工学・建築学等の工学は、実学として現実の問題を解決するための学問体系を構築してきましたが、アジア・メガシティにおける人間安全保障の確立のためには、これらを都市管理戦略や都市政策策定などの次元を含むいっそう総合的な学問に脱皮させ、それに基づいた教育・研究を推進する必要があります。
本プログラム(2008年度より5年間)では、都市の人間安全保障工学を構築し、それを教育・研究する拠点群の整備を行うことによって、次世代研究者及び高度な実務者の育成をアジア規模で行います。このプログラムを通じてアジアの人間安全保障問題の解決に大きく貢献します。