クアラルンプール
海外拠点リーダー 高岡昌輝 教授
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クアラルンプール
クアラルンプールはマレー語で「泥が合流する場所」という意味があり、市中心部付近で、ゴンバック川とクラン川が合流していることが基になっています。多民族が平和的に共存するマレーシアの首都らしく、多彩な文化が混ざり合ってかもし出す賑やかな雰囲気にその特徴があります。近年は高速道路や市内鉄道やモノレールなどのインフラ整備が進み、豊かな緑の中に高層ビルが立ち並ぶ東南アジア有数の近代都市となりました。また、東南アジアの大都市には珍しく、市街地が清潔で治安がいいこともその特徴の一つです。
マラヤ大学
マラヤ大学は、マレーシアの首都クアラルンプール南西部に位置し309ヘクタールのキャンパスを有しています。マラヤ大学は、未来を担う学生に教育の場を提供することにより新しい国の基盤を築くことを目的として、1949年10月にマレーシアで最初に設立された大学です。"Ilmu Punca Kemajuan"(知識は成功への鍵)を大学の理念として、すべての分野で優秀な卒業生を常に輩出し続けることを通じて、国がより反映することを目指しています。
マレーシアにおける研究・教育活動の展開
京都大学とマラヤ大学は、これまで約25年の長期に渡りJSPS-VCC(日本学術振興会/マレーシアVice Chancellor Council)拠点大学交流事業を通じて学術交流を続けてきました。すなわち、マラヤ大学には、京都大学が今後アジアで研究・教育活動を展開していくための必要な基礎が既に構築されています。2009年11月に、京都大学アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点と同環境マネジメント人材育成国際拠点は、マラヤ大学との間で覚書を締結しました。このマラヤ大学拠点は、マラヤ大学と共同して研究を実施すること、博士後期課程学生を発掘すること、新しい学問領域を形成することを目標とするとともに、JSPS-VCCを通じてこれまでに培ってきたマレーシアの多数の大学との研究・教育交流を一層強化するのに重要な役割を果たしています。現在は、京都大学、マラヤ大学、清華大学との大学院におけるE-learning授業を2004年から続けています。また、マラヤ大学の修士の学生を1週間ほどの短期間招へいし、京都大学の学生との共学プログラムを毎年開催してます。