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教育プログラム

科目配当表

科目群 科目コード 科目名 担当教員 開催 単位数

10X301 人間安全保障工学概論 松岡譲、門内、大津、田中(宏)、小林(潔)、(防災研)多々納、(地球環境)松下(和) 前期 2
A群 10X303 都市ガバナンス論 門内、神吉、古阪、(地球環境)小林(正)、(地球環境)ラジブショウ 前期 2
A群 10X305 都市ガバナンス学各論 1 関係教員 前期 2
A群 10X307 都市ガバナンス学各論 2 関係教員 後期 2
A群 10X309 地球環境法・政策論 (地球環境)松下(和)、
(地球環境)小畑
前期 2
B群 10X311 都市基盤マネジメント論 大津 前期 2
B群 10X313 地域・交通ガバナンス論 小林(潔) 後期 2
B群 10X315 都市基盤マネジメント学各論 1 関係教員 前期 2
B群 10X317 都市基盤マネジメント学各論 2 関係教員 後期 2
B群 10X319 地球環境経済論 (地球環境)植田、(地球環境)森 前期 2
C群 10X321 環境リスク管理リーダー論 (地球環境)藤井、田中(宏)、
清水(芳)
前期 2
C群 10X323 健康リスク管理学各論 1 関係教員 前期 2
C群 10X325 健康リスク管理学各論 2 関係教員 後期 2
C群 10X327 アジア環境工学 (地球環境)藤井、津野、田中(宏)、清水(芳)、松岡、高岡、倉田 前期 2
C群 10X329 地球資源・生態系管理論 (地球環境)森本、(地球環境)夏原、(地球環境)舟川 前期 2
C群 10X331 環境倫理・環境教育論 (地球環境)藤井、谷口(文)、杉本 前期 2
D群 10X333 災害リスク管理論 (防災研)多々納、(防災研)横松 前期 2
D群 10X335 災害リスク管理学各論 1 関係教員 前期 2
D群 10X337 災害リスク管理学各論 2 関係教員 後期 2

10X339 人間安全保障工学インターンシップシップ

2

10X341 アドバンスド・キャップストーン・プロジェクト

8

10X399 研究論文(博士)




科目概要

人間安全保障工学概論
松岡譲、門内輝行、大津宏康、田中宏明、小林潔司、(防災研)多々納裕一、(地球環境)松下和夫
人々を日常の不衛生・災害・貧困などの脅威から解放し、各人の持つ豊かな可能性を保障する人間安全保障工学に関連する諸問題を、都市ガバナンス、都市基盤マネジメント、健康リスク管理、災害リスク管理という視点から理解を深める機会を確保するため、複数教員からの話題提供と外部から招聘した講師を含めた教員間の議論を傍聴、課題を提示して学生間のディスカッションを実施する。


都市ガバナンス論
門内輝行、神吉紀世子、(地球環境)小林正美、(地球環境)ラジブショウ、古阪秀三
大多数の人間と膨大な地球資源が集まる都市を適切にデザインすることは、生活上の脅威からの解放や生活の質の向上といった人間の安全保障問題の解決の鍵を握る。本講義では、安全性・健康性、利便性、快適性・アメニティ、持続可能性などに関わる多次元的な都市問題の解決をめざして、多様なアクターが協働するボトムアップ型の意思決定を含む都市ガバナンスの方法論について解説する。さらに複数教員からの具体的課題に即した都市ガバナンスに関する話題提供と、学生間のディスカッションをふまえて、都市ガバナンスへの理解を深める。

都市ガバナンス学各論 1
関連教員
人間安全保障工学における都市ガバナンスに関連する最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献購読をもとに議論を展開し、理解を深化する。

都市ガバナンス学各論 2
関連教員
都市の人間安全保障に関連する都市ガバナンスに関して、周辺関連領域まで含めた範囲の最新の論文あるいは重要な基礎的論文のレビューをするとともに、研究課題を与え、教員との討論を通じて、問題解決能力を養成する指導を行う。

地球環境法・政策論
(地球環境)松下和夫、(地球環境)小畑史子
地球環境に関する法的・制度的枠組みについて研究するとともに、各国政府、国際機関、産業界、NGOなどの地球環境政策形成に関する様々な主体の多元的な活動を政治経済学的に分析することにより、地球環境の保全と地球規模での持続可能な開発の実現という地球益を創出して行く仕組みと取組を検討する。

都市基盤マネジメント論
大津宏康
本講義では、経済性のみではなく「人間安全保障工学」と言う観点から、都市における社会基盤をいかにマネジメントするかという学際的な知識に関する学理を提供することを目的とする.具体的には、日本を含むアジア・メガシティを対象として、人間の安全保障の観点から、1)都市インフラアセットマネジメント、2)都市環境会計、3)都市エネルギーマネジメント、4)都市食糧・水資源マネジメント、5)都市交通・ロジスティックスマネジメントの各事項について体系化した解説を加える.

地域・交通ガバナンス論
小林潔司
本講義では、都市・地域・交通に関わる適切なガバナンス戦略構築を目指した学際的な知識に関する学理を提供することを目的とする.具体的には、日本を含むアジア・メガシティを対象として、人間の安全保障の観点から、1)官民パートナーシップに基づく都市開発事業マネジメントモデル、2) 都市活動と居住環境を支援するための景観デザイン論、3) 持続的都市発展のための公共交通システム論、4) 交通行動の多様性を考慮した都市施設計画論、5) 都市交通システムを高度化するためのITS活用策, 6) 先進的物流交通システムを実現するための制度論的、施設論的方策、7) リモートセンシング技術の都市・地域マネジメントへの活用方策の各事項について体系化した解説を加える.

都市基盤マネジメント学各論 1
関連教員
人間安全保障工学における都市基盤マネジメントに関連する最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献購読をもとに議論を展開し、理解を深化する。

都市基盤マネジメント学各論 2
関連教員
都市の人間安全保障に関連する都市基盤マネジメントの課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な実践的研究能力開発を行う。

地球環境経済論
(地球環境)植田和弘、(地球環境)森晶寿
地球環境に関する法的・制度的枠組みについて研究するとともに、各国政府、国際機関、産業界、NGOなどの地球環境政策形成に関する様々な主体の多元的な活動を政治経済学的に分析することにより、地球環境の保全と地球規模での持続可能な開発の実現という地球益を創出して行く仕組みと取組を検討する。

環境リスク管理リーダー論
(地球環境)藤井滋穂、田中宏明、清水芳久
人の健康リスクや生態系のリスクを含め、都市の人間安全保障に関わる環境リスクを同定、文責し、リスクを定量的に評価する手法やリスクを低減・回避する方法について論じる。また、問題解決を実践するための環境リーダーとしてのあり方・考え方の構築を目的とするもので、国際環境プロジェクト等に関する講義や環境工学の考え方の基礎を見つめ直すために外部から講師を招聘して行う特別講義を中心として構成する。

健康リスク管理学各論 1
関連教員
人間安全保障工学における健康リスク管理に関連する最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献購読をもとに議論を展開し、理解を深化する。

健康リスク管理学各論 2
関連教員
健康リスク管理における都市の人間安全保障に関する学術的・実際的な研究テーマについて課題を与え、それに対する報告と発表を課し、担当教員と学生との双方向の討論を交えて指導する。

アジア環境工学
(地球環境)藤井滋穂、津野洋、田中宏明、清水芳久、松岡譲、高岡昌輝、倉田学児
水環境に関わる環境工学諸課題について、その基礎知識・最新技術・地域性と適用例を講義し、海外大学(清華大学・マラヤ大)関連教員による各国事情、さらにそれらの海外大学の教員・大学院生との総合討論などで、環境分野における国際性を習得する.

地球資源・生態系管理論
(地球環境)森本幸裕、(地球環境)夏原由博、(地球環境)舟川晋也
自然資源は生物による再生産機構が有効に働く環境、生態系を健全に保つことにより循環的かつ持続的に利用可能となる。さまざまな生態系での物質循環の特徴と、生態系間の連環機構について概説すると共に、現在、世界各地でみられる生態系機能の劣化とその修復を通して、生態系と調和した自然資源利用のあり方を考える。

環境倫理・環境教育論
(地球環境)藤井滋穂、谷口文章、杉本和雄
地球環境問題解決のため、環境倫理の形成が必要となっている。伝統的価値観の基礎となる宗教倫理とそれと関係する自然観・環境観の比較検討を行う。さらにリオ宣言・アジェンダ21で展開している環境倫理を分析し、それに基づく諸産業のグリーン化は、企業の環境経営を確立する方向に大きな流れを生み出しISO14000シリーズの運用や環境報告書作成など具体的活動が進行している。諸産業活動の方向を解析する。また環境問題解決の基礎は、市民・住民の環境教育の推進に依拠する。社会と学校における環境教育の展開について、その原理と新しい発展を知る。

災害リスク管理論
(防災研)多々納裕一、(防災研)横松宗太
災害は低頻度であるが大規模な影響をもたらすリスク事象である。この種のリスクを適切に管理していくためには、リスクの「抑止」、「軽減」、「移転」、「保有」という対策を総合的に評価し、実施していくことが重要である。本講では、災害を理解し、それに対するリスクマネジメントを構成していくことを可能とするような経済学的方法に関して講述する。

災害リスク管理学各論 1
関連教員
人間安全保障工学における災害リスク管理に関連する最新の話題をとりあげ、担当教員が協力して、講義あるいは文献購読をもとに議論を展開し、理解を深化する。

災害リスク管理学各論 2
関連教員
 都市の人間安全保障からみた災害リスク管理の課題の現状と将来の展望について、担当教員全員が協力して講述するとともに、院生に調査課題を与えて、その成果の発表・質疑応答により高度な実践的研究能力開発を行う。

人間安全保障工学インターンシップ
人間安全保障工学に関連する研究課題の実践や研究成果の国際学会発表などにより、高度の専門性と新規研究分野の開拓能力を涵養するとともに、都市の人間安全保障を確保するための実践的能力を獲得する。具体的には、国内外の国際的プロジェクト業務を実施している企業・研究機関へのインターンシップ参加、海外拠点でのフィールド調査、国外で開催される学会や研究発表、各種セミナー・シンポジウム・講習会への参加などを行う。

アドバンスド・キャップストーン・プロジェクト
長期間にわたる海外での人間安全保障工学に関連する調査・研究活動を通じて、徹底した現場主義の下、国際的協調能力、フィールド調査能力、現場での立案・解決能力を涵養する。具体的には、海外拠点でのフィールド調査、海外における国際的プロジェクトへの参加などを行う。おおよそ2ヶ月間以上の現地滞在を基準とする。