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若手海外活動研修 > 2012年 > チェ ミギョン

チェ ミギョン

イタリアのタリアメント川の洪水撹乱による生息場と生態系の影響解析

工学研究科 都市社会工学専攻 社会・生態環境研究分野
行き先:タリアメント川(イタリア)
期 間:2012年09月12日〜2012年09月25日
私のインターンシップの目的は、洪水撹乱による生息場の環境変化が水生昆虫の多様性、種類、分布にどのような影響を与えているかを明らかにすることです。タリアメント川は人為的な影響が小さく、動的な洪水氾濫原が残されている結果、多様な生息場が混在し、底生動物の種多様性が高いです。このような原始的な自然環境は洪水撹乱が生息場に与える影響を研究する上でたいへん貴重な場所です。この調査は、タリアメント川のコルニ-ノ区間とフラゴニャ区間を中心に、イタリア北部のピアジェ川、アディゼ川、ロンコロ川の支流、ブレンタ川を対象として9月12日から25日まで2週間行いました。生息場を6タイプに分類し、それぞれで物理的環境条件を調査し, 底生動物をサンプリングしました。また、トレント大学のウォルター教授とその研究室の学生たちとディスカッションを行い、複列砂州の生態系について地形的環境から深く理解することができました。今回の調査の結果を基に私は洪水撹乱が底生動物の生息場の形成と維持にどのような影響を与えているかを説明します。

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