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イベント詳細


発展途上国におけるアセットマネジメントに関する国際セミナー

開催日:2008年9月21日
場所:交通通信大学 ホーチミン市キャンパス(ベトナム・ホーチミン市)

主催:
- 京都大学
- 交通通信大学
- 京都大学グローバルCOE「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

共催:
- Vietnam Road Administration
- 韓国ハンバット大学
- カリフォルニア大学バークレー校

Report 003

概要

発展途上国では、インフラストラクチャーの建設が急速に進展している一方で、適切な維持管理、更新が行われていないために、その効果が十分に活かされていない例が多く顕在化している.発展途上国では、技術、財政、制度といった多くの制約に直面しており、その国の技術的、社会的環境に応じて、適切なマネジメント方策を模索していく必要がある.本セミナーでは、発展途上国において、インフラ構造物の維持管理、更新を効果的に実施していくため、さまざまな国におけるアセットマネジメントの実例について知見を共有し、それぞれの国で真に機能するマネジメントの実務的方策について議論することを目的とする。

報告

9月21日、ベトナムの交通通信大学(University of Transports and Communications)のホーチミン市キャンパスにおいて、The International Seminar On Asset Management for Developing World を開催した。ベトナムの大学や道路行政に携わる政府機関から若手講師及び若手エンジニア約70名がセミナーに参加し、日本側から本専攻の小林教授、都市社会工学専攻で学位を取得した青木一也氏(パスコ)や中村一樹氏(応用地質)等のアセットマネジメントに従事する実務者が論文を発表した。また、ベトナムだけではなく、アメリカ、マレーシアからの研究者も参加し、最先端のアセットマネジメント技術について、活発な討議が行われ、それぞれの国の技術的、社会的環境に即した柔軟なアセットマネジメントの考え方について、多くの知見を得ることができた。