イベント詳細
第16回JSPS拠点大学交流事業「都市環境」に関する日中合同会議
開催日：08年10月23日 ‐ 24日
場所：西安建築科技大学（中国・西安市）
主催：
- Ministry of Education of the People's Republic of China
- Japan Society for the Promotion of Science
- Kyoto University Global COE Program “Global Center for Education and Research on Human Security Engineering for Asian Megacities”
Report 007
概要
本事業は、物質文明社会における公害問題の解決のみならず人の行動規範として省資源・省エネルギーを強く意識した、自然との共生を目指す資源循環型社会の構築を目的とする。水処理技術と都市計画に焦点を当て、意見交換を行い、本会経費による参加者はセミナーにおいて発表・ディスカッションを行う。その中で、日中間および異なるグループ間での研究者間の協力関係を強化し、両国における都市環境および環境技術の現状に関する情報を共有することを目的とする。また、将来的に上記分野における書籍を発刊するための準備を行う。
報告
平成13年度より開始され、今年度で8年目を迎えます。今回の会議では「都市水環境制御・管理」及び「都市基盤施設の管理・制御」の2つのテーマの下、活発な議論が行われました。今回のセミナーには大嶌幸一郎 工学研究科長も参加し、セミナー開催に尽力いただいた西安建築科技大学の副学長である王暁昌 教授、中国側拠点である清華大学の黄霞 教授らと今後の学術的な交流を続けていく意思を確認しあいました。また、西安市は京都市との姉妹都市でもあり西安市の張理 市政委員会 副主任よりご挨拶をいただきました。
都市環境問題、特に水処理および都市計画に関する問題を取り扱うセミナーを開催することにより、日中両国における研究の進捗状況を把握・共有することができました。セミナーは異なる２つの研究グループの合同セミナーとして開催され、水環境および都市計画に関する研究者が相互に意見交換を行うことができ、境界領域分野である都市環境問題について今後の有機的な研究協力体制を構築することができました。同時に、セミナーにおいての両国からの発表のみならず、今後、プログラムの成果として予定されている書籍（研究者・大学院学生のリファレンスおよび教育に利用できるもの）について刊行準備としてのグループ間ディスカッションも行うことがでました。
