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イベント詳細


日中環境技術ワークショップ

開催日:2008年12月22日
場所:京都大学桂キャンパス Cクラスター C1-2棟 グローバルホール人融

主催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

Report 019

概要

日中環境技術の協働と発展を目指して、京都大学と清華大学は、京都大学ー清華大学環境技術共同研究・教育センターを精華大学深せん研究生院に設立し、両大学のスタッフによる運の下、この研究センターを拠点として活発な活動が展開されている。一方、京都大学グローバルCOEプログラム、アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点においては、両大学間の協力関係を生かして、清華大学深.研究生院で運営されてきた拠点を、GCOEの主要な海外拠点としても位置づけて都市の人間安全保障工学に関する活動を展開していくこととしている。本ワークショップは、このグローバルCOEプログラム、アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点に関する説明および討議を行うとともに、GCOEを始めとした京都大学ー清華大学での今後の共同研究を探るため、水環境、大気環境および廃棄物問題に関して日中両国において必要性・緊急性の高い課題に関する意見交換を行うことを目的としている。

報告

本ワークショップ前半で行われた講演では、京都大学・松岡譲教授より「GCOE事業-その目標と評価について」と題された講演が行われ、京都大学グローバルCOEプログラム、アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点の概要が紹介されるとともに、その目標と具体的な研究展開についての説明がなされた。また、京都大学・田中宏明教授からは、「GCOEにおける環境工学に関する研究について」と題された講演が行われ、アジア・メガシティの人間安全保障工学の研究領域のうち、健康リスク管理分野に関する具体的な研究内容の紹介とアジアにおける研究展開に関する説明がなされた。続いて、京都大学・米田稔教授からは、「GCOE/EML教育プログラムの概要」と題された講演が行われ、グローバルCOEプログラムにおける人材育成部門の指導体制と教育プログラムに関して説明が行われた。午後に実施されたグループ討議では、大気、水、廃棄物の3グループに分かれて、日中両国において必要性・緊急性の高い環境問題に関するフリーなディスカッションが行われ、日中両国の研究者間で非常に活発な意見交換がなされた。最後に、各グループから討議内容の要約が報告され、今後この議論に基づいて京都大学-清華大学の共同研究を具体的につめる努力を行うことで合意した。