イベント詳細
アジア諸国におけるアセットマネジメント実務に関する国際セミナー
開催日:2009年2月23日 - 24日
場所:Seri Pacific Hotel(マレーシア・クアラルンプール)
主催:
- 京都大学(Japan)
- International Islamic University of Malaysia (Malaysia)
- Kyoto University Global COE Program (Global Center for Education and Research on Human Security Engineering for Asian Megacities)(Japan)
- 日本学術振興会(Japan)
共催:
- 国際協力機構(Japan)
- Public Works Department Malaysia (Malaysia)
Report 020
概要
インフラ資産を適切に維持管理を履行していく上で直面している問題は、行政システムや市場環境、物的・人的資源等、アジア各国で異なる。本セミナーでは、アジア各国で行われているアセットマネジメントの実施体制について情報を共有し、各国の現状に応じたアセットマネジメントのためのガバナンスのあり方について模索する。
報告
本セミナーでは、アジア 10数カ国から約 150名のアセットマネジメントにかかわる研究者、実務者が集まり、アジア諸国におけるアセットマネジメントのあり方について議論が行われた。マレーシア、韓国、シンガポール、インド、インドネシア、タイ、 Solomon Islands、ベトナム、日本などの国の大学、政府、民間機構から 15人の発表者が研究発表を行った。本セミナーでは、2日間にわたり、アジア諸国のアセットマネジメントをテーマに、アセットマネジメントのスキーム、マネジメント組織、モニタリングシステム、データベースのマネジメント、実務者の教育、技術の革新及び協力などさまざまな角度からアセースのマネジメントの現状に関する研究発表及び討論が繰り広げられた。その結果、世界19カ国のアセットマネジメントに関する実際の事例について分析を行うことができた。また本セミナーの発表論文は「Proceedings of International Seminar on Asset Management Implementation In Asian Countries」に収録された。来年度はベトナム・ハノイにおいて第 2回セミナーの開催を予定している。