イベント詳細
第6回京都大学−台湾中央大学−東京工業大学合同学生セミナー
開催日:2009年3月9日 - 12日
場所:台湾中央大学(台湾)
主催:
台湾中央大学土木工程学系
共催:
- 京都大学土木系耐震工学研究グループ
- 東京工業大学耐震工学研究グループ
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
Report 030
概要
本シンポジウムは、耐震工学分野における学生が英語で研究成果を発表し、互いの交流を深めるために企画されているシンポジウムである。毎年京都大学と台湾中央大学を会場に開催し、今回で第 6 回を数える。台湾中央大学をホスト校として、京都大学防災研究所・工学研究科都市社会工学専攻の耐震工学系研究室、台湾中央大学土木工程系の耐震・構造・地盤系研究室、東京工業大学総合理工学研究科人間環境システム専攻、理工学研究科土木工学専攻の耐震工学系研究室の学生および教員が集い、シンポジウムが開催された。
報告
3月9日、10日は3大学の学生による英語での口頭発表が行われた。日本から参加している学生は、口頭発表のみならず、少なくとも一度は他大学の学生発表 に対して英語で討議をしなければならないことになっていることもあり、各発表に対して活発な質問がなされた。シンポジウムの合、間に、台湾中央大学の実験施 設の見学会とともに、キャンパス内で土木工程系学生との昼食会が催され、交流が深められた。
3月11日は1999年台湾集集地震の被災地である台中市へ移動し、地震博物館や被害モニュメントを見学した。
今回のシンポジウムでは24件の学生発表があり、うちほぼ半数の11人が始めての英語での発表であった。発表前に各研究室で実施している英語発表のための 準備も含め、発表、討議を英語で行ったことは、それぞれの学生に取って有意義な機会であるとともに、自信にもつながり、今後の国際的な活動に向け、得られ た成果は大きなものであったように思われる。