イベント詳細
第6回の過疎地域におけるソーシャルキャピタルに関するシンポジウム
開催日:2009年7月1日 - 2日
場所:石垣島 大濱記念館
主催:
- MARG(過疎地域研究会)
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学点」
出席者数:26名
Report 039
概要
本ワークショップは、農山村地域の持続的な発展について議論し合い、ソーシャル・キャピタルの側面から革新的な学問的展望を提供することを目的として毎年日本とスウェーデンで開催している。その第 6 回目のワークショップとして、二日間、日本の沖縄で開催された。本ワークショップでは、日本とスウェーデンをはじめ、マレーシア、インドネシア、韓国から 26人の大学関係者・専門家が参加し、活発な議論を行った。これらの参加者は、多岐にわたる視点からソーシャル・キャピタルと農山村地域の持続的な発展について議論を行った。
報告
本ワークショップでは、土木計画、人文地理学、地域計画学、社会経済地理学、社会情報学、林業経済学といった分野の研究者により、それぞれの分野におけるソーシャル・キャピタルに関する優秀な研究成果を発表された。このような多様な分野の研究者同士の協力により、お互いの才能を発揮させた。本ワークショップでの重要な話題は、二つに分けられる。(ア)ソーシャル・キャピタルと福祉の増進、(イ)公共サービスと信頼形成における起業的・自発的組織。 次の第7回目のワークショップは、2010年度8月19日から23まで四日間にわたって、スウェーデンのエンチェピングで行われる予定であり、そのテーマは、「創造的知識社会における持続可能な地域成長と発展」。また、本ワークショップは、第50回目のヨーロッパ地域学会(ERSA)と統合して行われる。本ワークショップの参加者は、次のワークショップのために協力を深めることを約束した。