イベント詳細
GCOE若手シンポジウム「中国北京市の下水汚泥管理について」
開催日:2009年10月2日
場所:京都大学桂キャンパス Cクラスター C1-2棟 グローバルホール人融
主催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学点」
共催:
大学院教育GPインテック・フュージョン型大学院工学教育
出席者数:約33名
Poster
Report 057
概要
中国では高度経済成長により、都市化が著しく進み、様々な問題が生じています。特に、下水汚泥の処理・処分問題が深刻化しています。本シンポジウムには二つの目的があり、一つ目は若手研究者を集め、アジアメガシティ、特に中国北京市における下水汚泥有効管理に関する対策を検討します。二つ目はシンポジウムを通じて様々な情報交換を行います。
報告
本シンポジウムは、GCOE・HSEの第4回目の若手シンポジウムで以下に示す5つの発表、王佳偉:「北京市の下水汚泥管理の現状と課題」、大下和徹:「液化ジメチルエーテルによる下水汚泥の脱水」、喬偉:「中国下水汚泥の脱水について」、宮本豊尚:「下水汚泥のバイオマスとしての利用」、高定:「下水汚泥の好気性コンポスト」、朱芬芬:「下水汚泥のセメント工場での利用について」がありました。他の若手シンポジウムと違うところは各テーマを発表した後、シンポジウム参加者による討議と高岡先生によるレビューを配置したことです。
本シンポジウムを通じて2つの成果が得られました。1つは3Rの原則に基づいて、汚泥の再利用を徹底して行うことより、汚泥の排出量を低減する必要があることを確認しました。ただし、国の状況により、その違いを十分注意する必要もあります。2つ目は下水汚泥をエネルギー源としてだけでなく、資源として再利用することも今後さらに追究すべきことであることを確認しました。