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イベント詳細


第5回建設プロジェクトにおける多国籍ジョイントベンチャーに関する国際会議

開催日:2009年10月21日 - 22日
場所:International Islamic University Malaysia (IIUM)(マレーシア・クアラルンプール)

主催:
- 京都大学
- IIUM

共催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

出席者数:120名以上

Flyer
Report 056

概要

本国際会議では、イギリス、アメリカ、タイ、マレーシア、オストラリアなどの国から講演者を招聘し、金融危機下における各国の建設ジョイントベ ンチャープロジェクトの現状やニーズを紹介するとともに、多国籍ジョイントベンチャーの分野における様々なテーマを議論するプラットフォームを提供し、 またそれに関する研究の発展を促進することを目的とする。

報告

本国際会議の始めに行われた基調講演では、国際弁護士Gordon L. Jaynesは法律の観点から建設ジョイントベンチャープロジェクトにおけるペリルの存在を指摘し、関係的契約の必要性を論じた。一方、Graham Winch 教授はジョイントベンチャーにおける結託関係の中に存在するすべての取引を理解するための概念的フレームワークを説明した。 本国際会議では、世界10数カ国から約120名の建設ジョイントベンチャープロジェクトにかかわる研究者、実務者が集まり、多国籍ジョイントベンチャーの 現状及びあり方について議論が行われた。マレーシア、韓国、タイ、イラン、オーストラリア、アメリカ、イギリス、日本などの国の大学、政府、民間機構から 18人の発表者が研究発表を行った。本国際会議では、2日間にわたり、世界各国の建設ジョイントベンチャープロジェクトをテーマに、調達スキーム、紛争解 決、プロジェクトマネジメント、プロジェクトのガバナンス、官民協働型(PPP)プロジェクトのあり方などをさまざまな角度から研究発表及び討論が繰り広 げられた。また本国際会議の発表論文は「5th International Conference on Multi-national Joint Ventures for Construction Works」に収録された。来年度は日本・京都において第6回国際会議の開催を予定している。