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イベント詳細


第3回地盤災害と環境地盤工学に関する日本−マレーシアシンポジウム

開催日:2009年10月27日 - 28日
場所:京都大学吉田キャンパス 百周年時計台記念館国際交流ホールII他

主催:
- JSPS / VCC拠点大学交流事業「環境科学」グループ8:ゼロディスチャージシステムを構築する基礎技術群ー地盤環境と生態系関連ー
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

共催:
- 京都大学
- マレーシア国民大学
- マラヤ大学
- 日本学術振興会
- マレーシア国立大学長会会議

出席者数:40名

Report 072

概要

本シンポジウムは、日本・マレーシアの二国間で実施されている日本学術振興会拠点大学交流事業「環境科学-地域総合管理概念に基づくゼロディス チャージ・ゼロエミッション社会の構築」のグループ8「ゼロディスチャージシステムを構築する基礎技術群:地盤環境と生態系関連」における過去10年間に渡る研究交流・共同研究の成果の報告・研究討論を目的とする。さらには、今年度で終了する本事業終了後に共同研究等を継続する枠組みを関係者で議論 し、そのシーズの発掘を併せて実施する。なお、本シンポジウムのテーマは本GCOEプログラムの研究課題の一つとして代表者らが研究を実施しているものである。

報告

第1日目のシンポジウムでは、本グループの日本側リーダー勝見教授、マレーシア側リーダーKomoo教授より、本グループの交流活動の経緯が報告されるともに、本事業のコーディネーターを務める松岡教授より本事業の活動の紹介と精力的な活動に対する謝意が述べられた。さらには、グループを代表して勝見教授より実施組織代表者の大嶌工学研究科長、コーディネーターの松岡教授、前日本側リーダーの嘉門雅史名誉教授にこれまでの尽力に対する謝意が述べられた。引き続いて3件の講演と19件の一般論文発表を行い、日本とマレーシア両国における地すべり、土壌・地下水汚染、廃棄物処分といった地盤に関わる各種災害・問題に関する研究状況の報告・討議を行った。今後は、本交流事業で確立した人的ネットワークと共同研究体制に基づき、GCOEプログラムを活用した学生の相互派遣や共同研究の推進、競争的研究資金の獲得、シンポジウムの開催を継続することで合意した。第2日目には、敦賀市の不法投棄処分場跡地抜本対策事業、関西電力美浜原子力発電所を見学し、我が国における地盤環境保全に関する取り組みの現状を調査した。