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イベント詳細


「下水道における水循環系の構築」セミナー

開催日:2009年11月18日
場所:大阪JPビル

主催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

共催:
- 財団法人大阪科学技術センター
- 科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業(JST CREST)

出席者数:約70名

Report 074

概要

下水処理水は水資源として貴重であり、その有効活用の視点から下水処理水や下水汚泥を農地や都市で利用することが重要となっている。本セミナーでは、循環型社会の形成に向けて、行政や大学等が現在取り組んでいる技術や今後の課題について発表することを目的とした。

報告

セミナーでは、「『循環のみち』実現に向けた下水道行政の現状と課題」と題して、国土交通省下水道部・下水道技術開発官の石井宏幸氏から基調講 演をいただいた。それに引き続き、京都大学・田中宏明教授をコーディネーター、国土交通省下水道部・石井宏幸氏をアドバイザーとして、地方公共団体の下水 道関係者や下水道事業団の方を交えてパネルディスカッションが実施された。パネルディスカッションでは、初めにコーディネーターの京都大学・田中宏明教授 から「21世紀型水循環系の構築のための水再生技術」と題して講演が行われた。続いて、パネラーである滋賀県下水道課の吉澤課長から「琵琶湖における水質 の向上の状況と下水道の課題」、大阪市下水道技術協会の山口理事長からは「大阪市における合流式下水道改善の展開と成果」、下水道事業団の中沢様からは 「高度処理技術の進展と今後の展望」と題して、各パネラーから話題提供をしていただいた。各パネラーからの話題提供の後、コーディネーターの京都大学・田中宏明教授を中心とし、パネラーおよびフロアーの方々も交えて下水道を活用した水循環系の構築に関して活発な議論が交わされた。パネルディスカッションの 後、ポスターセッションとして下水処理関係のメーカーによって下水処理に関する新技術開発について紹介がなされた。