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イベント詳細


人間安全保障工学に関するアジア工科大学-京都大学ジョイントシンポジウム
−人間安全保障工学の確立とアジア・メガシティの人間安全保障ネットワークの拡充を目指して−


開催日:2009年11月19日 - 20日
場所:チャオパヤパークホテル(タイ・バンコク)

主催:
- アジア工科大学(タイ)
- 京都大学 (日本)
- 京都大学グローバルCOEプログラム 「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

出席者数:約100名

Report 049

概要

本グローバルCOEでは、チャオパヤパークホテルにおいて、「人間安全保障工学に関するアジア工科大学-京都大学ジョイントシンポジウム −人間安全保障工学の確立とアジア・メガシティの人間安全保障ネットワークの拡充を目指して−」を開催しました。本シンポジウムでは、人間安全保障工学が 掲げる四つの研究領域「都市ガバナンス」、「都市基盤マネジメント」、「環境リスクマネジメント」、「災害リスク管理」の分野で活動する事業推進担当者が 集まり、人間安全保障工学の体系化を試みると共に、 海外連携拠点を核としたASEAN地域の人間安全保障ネットワークの拡充を目指してシンポジウムを開催しました。

報告

シンポジウムでは、バンコク海外拠点リーダーの大津宏康教授が開会の辞において、本GCOEの試みと将来的な目標を述べると共に、バンコク拠点 担当者のNoppadol准教授が、バンコク拠点の設置の経緯と本活動への抱負を述べました。また、招待講演では、ケンブリッジ大学の曽我健一先生より、持続可能性を考慮したインフラ整備のあり方についてイギリスの事例と共に講演を行いました。また、もう一人の招待講演者であるOravit Haemjutha氏より、バンコク市における実際のインフラ整備の状況、防災・環境問題への取り組みが紹介されました。
シンポジウム後半では、八つのセッションを設け、研究種目別に発表を行いました。各セッションを通じて、分野横断的な質疑が数多く行われました。また、日本、タイだけでなく、シンガポール、マレーシア、インドネシアからも講演者を招聘したことにより、各国における社会基盤整備の状況や取り組みについて盛ん に意見交換をしました。
全体の参加者は、約100名を数え、アジア地域における人的・研究ネットワークを形成する上で大変意義のある機会となりました。