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イベント詳細


第二回アジア地域における災害リスク保険に関する国際会議

開催日:2009年12月8日 - 9日
場所:リッツカールトン(中国・北京)

主催:
- 北京師範大学
- 京都大学

共催:
Insurance Association of China, National Disaster Reduction Center, World Bank Ministry of Civil Affairs, China

出席者数:約200名


Report 077

概要

アジアは高度経済成長期を迎え,それに相応して、自然災害によるカタストロフリスクが増大している地域です.このことは,2008 年5 月12 日に発生した四川大地震(中 国)や、最近ではミャンマー、バングラデシュ、インドネシア、フィリピン、パキスタンで発生している災害からも明らかです.
第二回アジア災害保険に関する国際会議の目的は,科学及び金融分野における災害ハザードリスクに関連した知見を持ち寄り、アジア地域における増大する災害リスク 保険のニーズにこたえることを目的としています.第二回アジア災害リスク保険の国際会議は,北京師範大学と京都大学によって主催され,多くのスポンサーと組織によって支援されています.

報告

シンポジウムは,「開会及び基調講演」、「アジアにおける大災害と科学」、「中国における大災害と科学」、「アジアにおける大災害ファイナンス」、「中国における大災害ファイナンス」、「中国における大災害ガバナンス」、「閉会」の八つのセッションから構成されました。基調講演では,Paul R. Kleindorfer 教授(the Wharton School of the University of Pensylvania)が,「科学とリスクの相互依存性-災害保険及び気候変動下の中のファイナンス-」という題目にて発表を行いました。また,各セッションにおいて、災害リスクに関連する著名な研究者、実務者あわせて28名が発表を行いました。閉会のセッションでは,代表者による討論会を実施し,アジア地域におけるリスク,特に災害リスクの重要性について、再度強調されると同時に,災害リスクに取り組む総合的なアプローチの開発、普及、さらに実践の重要性について主張されました。