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イベント詳細


新たな環境課題に関する日韓共同シンポジウム

開催日:2010年5月13日
場所:ソウル市立大学国際会議室(韓国)

主催:
- 韓国環境部
- ソウル市

共催:
- ソウル市立大学ソウル地域環境技術開発センター
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

後援:
- Kyoto University EML Program "International Center for Human Resource Development in Environmental Management"
- Waterworks Research Institute (WRI) of Seoul
- Korea Institute of Science and Technology (KIST)
- Doosan Engineering & Construction Co., Ltd
- Envac Co., Ltd, GS Engineering & Construction Co., Ltd
- Samsung C&T Corporation Engineering & Construction Group
- Taeyoung Engineering & Construction Co., Ltd
- Posco Engineering & Construction Co., Ltd

出席者数:100名

Poster & Program
Report 099

概要

本シンポジウムは京都大学のGCOEおよびEMLプログラムとソウル市立大学のソウル地域環境技術開発センターとの協定締結を記念し、行われました。今後の協力関係を活性化するためには、日本と韓国における環境技術や政策などを理解することが重要です。したがって、本シンポジウムの目的はソウル市立大学の教員と学生らに京都大学のGCOEおよびEMLプログラムを紹介するとともに、参加者に両国の新たな環境課題を紹介し、今後の協力関係を具体化していくことでした。

報告

シンポジウムでは、まずソウル市立大学Ihnsup Han教授がソウル地域環境技術開発センターを、京都大学の米田稔教授が京都大学のGCOEとEMLプログラムを紹介しました。シンポジウムにはソウル市立大学の教員と学生、自治体および民間企業などからおよび100人が参加し、日本と韓国の環境に対する理解を深める機会となりました。研究発表では、 Jayong Koo教授が韓国における水道管の現状とメンテナンスのための今後の計画を紹介しました。米田稔教授には日本の京都盆地において、地下水利用と下水道建設が浅層地下水の水質に与えた影響について紹介していただきました。韓国科学技術研究院のSeockheon Lee博士から紫外線技術による内分泌かく乱物質や有機砒素類の酸化処理についての貴重な研究結果が、続いて、GCOE特定研究員の金一昊からは医薬品や病原性微生物の除去への紫外線およびオゾン技術の有効性についての紹介が行われました。田中宏明教授からは日本の水環境における様々な課題とこれからの取り組みなど日本の水環境保全の現状が述べられました。最後に、ソウル市上水道研究院のYoungjune Choi博士は水に及ぼす気候変動の影響やソウル市の水道管システムなどについて紹介し、活発な議論が展開されました。