イベント詳細
2010年京都政策フォーラム −安全な社会のための持続可能な社会制度と社会基盤−
開催日:2010年5月18日
場所:京都大学桂キャンパス 船井哲良記念講堂
主催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」(GCOE-HSE)
- 世銀防災グローバルファシリティ(GFDRR)
- 国連防災国際戦略(UNISDR)
協力:
外務省
出席者数:約150名
Poster
Agenda
Report 100
概要
5月18日(火)に京都大学桂キャンパスの船井哲良記念講堂において、京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障 工学拠点」(GCOE-HSE)、世銀防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)および国連防災国際戦略(UNISDR)の共催による「政策フォーラム」が開催されました。安全な社会のための持続可能な社会制度と社会基盤を構築するため、「兵庫行動枠組」の実施と開発政策における防災の主流化を推進するため、同ファシリティを通じた途上国支援の現状と今後の活動について議論が行なわれました。この共同フォーラムの目的は、GCOEを通じて展開された人間安全保障のための関連研究と世銀GFDRRの共通課題を確認し、各国政府関係者や途上国代表、GFDRR専門家との議論を通して具体的な問題解決策を探るとともに、今後の協力関係を深化させることです。
報告
フォーラムでは、まず山田啓二京都府知事、大脇広樹外務省国際協力局審議官、Zoubida Allaoua世銀理事、椹木哲夫京都大学理事補、Saroj Jha GFDRRマネージャー、式部透世界銀行日本代表理事より、本フォーラムに対する期待と抱負が述べられるとともに、Margareta Wahlström ISDR代表および松岡譲GCOE拠点リーダーのキーノートレクチャーが行われました。午後は3つのワーキンググループに分かれ、クリティカルインフラストラクチャのリスク低減策、持続可能なコミュニティのためのアーバンマネジメント、そして災害低減のための地域コミュニティの役割について活発な議論が行われました。最後に、竹内佐和子前GFDRR議長が、災害低減に向けた京大と世銀の今後の継続的なパートナーシップと情報の共有、人材育成のための協力体 制の推進を提案して閉会しました。