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イベント詳細


アジア地域における衛生管理制約条件の類型化および代替システムの 評価についての国際セミナー

開催日:2010年7月20日 - 21日
場所:京都大学大学院地球環境学堂大会議室

主催:
京都大学大学院地球環境学堂

共催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- 京都大学環境マネジメント人材育成国際拠点(科学技術振興調整費)

出席者数:33名

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概要

アジア地域における衛生管理制約条件の類型化および代替システムの評価についての国際セミナーが2010年7月20-21日に京都大学大学院地球環境学堂にて開催された。衛生問題はアジアにおける極めて重要な課題であり、多くの衛生プロジェクトは地域固有の制約により困難に直面せいていることから、地域における衛生制約条件の類型化と、衛生改善戦略構築のための基盤の構築が求められている。本セミナーの目的は、アジア諸都市における衛生制約条件に係る経験や知見を交換することである。

報告

セミナーではアジア9都市から10名の研究者を招聘した。9都市とは、ハノイ、ダナン、フエ、バンコク、クルナ、キャンディー、深圳、ジョホールバル、およびカトマンズである。セミナーは、研究プロジェクト「アジア地域における衛生管理制約条件の類型化および代替システムの評価(SaniCon-Asiaプロジェクト)」代表の藤井滋穂教授による挨拶により始まった。さらに、同プロジェクトの進捗報告と、日本の衛生改善の経験についての発表が行われた。さらに、アジア9都市の水・衛生の現状に関する発表が、各都市の代表者により行われた。発表のみならず、参加者により、地域特有の衛生制約条件についての討議が行われた。同セミナーは参加者による懇親会により終了された。翌日には、琵琶湖周辺の水管理についてのテクニカルツアーが行われた。セミナーを通じ、参加者間での各都市の衛生制約条件に関する相互理解が深まった。以上、本セミナーは成功裏に終了した。