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イベント詳細


研究成果公表ワークショップ「バンコク空港研究 2006-2009」

開催日:2010年7月22日
場所:リッチモンドホテル、ノンタブリ(タイ国 )

主催:
タイ国公衆衛生省 疾病管理部 労働・環境疾病局

共催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

出席者数:100名

Report 108

概要

本ワークショップは、2006~2009年にかけてタイ国ドンムアン空港、スワナプーン空港周辺で行った航空機騒音による健康影響疫学調査の結果を、広く公衆に公開することを目的としたものである。
スワナプーン空港は2007年に開港し、それまで国際空港として利用されてきたドンムアン空港は現在は一部の国内路線のみに供用されている。疫学調査はスワナプーン空港開港の前後に2つの空港周辺において追跡調査として行われており、子供を対象とした長期記憶力調査、成人を対象とした健康影響調査からなる。
ワークショップには、疫学調査を実施した空港周辺地域の住民代表やタイ空港会社をはじめとする、利害関係者や、行政諸機関からの参加者などをも含め、約100名が参加した。

報告

講演はタイ国公衆衛生省局長の歓迎挨拶に始まり、疫学調査研究を行った担当者が、各調査項目について、その内容をスライドを交えて紹介した。多方面からの参加者があったため、ワークショップはタイ語で行われ、研究の中心となったJSPSロンドン所長の平松幸三京都大学名誉教授および、GCOEプロジェクト代表である松井利仁京都大学准教授の発表のみ英語からタイ語への通訳が行われた。
講演後の質疑応答、および講演後に用意されていた昼食後も含め、京都大学関係者およびタイ国研究者と、様々な分野からの参加者の間で活発な意見交換が行われた。