イベント詳細
EIT-JSCEジョイントシンポジウム2010
開催日:2010年9月6日 - 8日
場所:インペリアルクイーンズパークホテル(タイ・バンコク)
主催:
- Engineering Institute of Thailand(タイ王立工学会)
- (社)土木学会 岩盤力学委員会
共催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- アジア工科大学(AIT)
- 岩の力学連合会
出席者数:91名
Report 095
概要
EIT-JSCE Joint International Symposium on Geotechnical Infrastructure Asset Management 2010は、日本とタイにおける地盤・岩盤工学および関連分野の技術交流を目的として開催される。そこで、本シンポジウムでは一般講演会(一般セッション)に加えて、当該分野における日本ならびにタイの学生・若手研究者に対して、英語でのプレゼンテーションの機会を提供する学生・若手セッションを提供している。
報告
EIT-JSCE Joint International Symposium on Geotechnical Infrastructure Asset Management 2010は、2010年9月6?8日、タイ王国・バンコクにおいて開催された。詳細には、インペリアルクイーンズパークホテルにおいて「一般講演会」(6 日)、「学生・若手研究者発表会」(7日)、およびTha Dan DamおよびLandslide Monitoring Siteへの「フィールドトリップ」(8日)が開催された。
本シンポジウムは地盤・岩盤工学に関連する技術の日本とタイとの交流を目的としており、Engineering Institute of ThailandおよびAsian Institute of Technologyをタイ側のカウンターパートとして開催しており、2002年より始めて今回で9回目を迎えた。
今回のシンポジウムで4年目を迎えた「学生・若手研究者発表会」では、計24編の口頭発表が行われた。なお、優れた発表を行った4名の学生・若手研究者には優秀発表者賞を贈呈し、2名の日本人学生が受賞した。
一般講演会では、Warakorn Mairiang教授(カセサート大学)による「Landslide in Thailand」、ならびに大塚久哲教授(九州大学)による「Study on seismic performance of underground structure subjected to fault displacement and the effectiveness of the isolation layer」の特別講演が行われ、日本とタイにおける地盤・岩盤工学に関連する技術紹介が交わされた。
今回のシンポジウムにおいては総勢70名(日本側:45名、タイ側:25名)の参加者を得た。第9回シンポジウムの開催を終えて、さらに日本でのシンポジウム開催を含め、東南アジア地区との交流を継続的に発展させることを予定している。