イベント詳細
第6回国際保健医療行動科学会議
「持続可能なヘルスプロモーションに向けて:ウェルビーイングのケアとヒューマンセキュリティの環境についての対話」
開催日:2010年9月19日 - 24日
場所:マラヤ大学法学部オーデトリアム(マレーシア・クアラルンプール)
主催:
日本保健医療行動学会
共催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- マラヤ大学Center for Civilisational Dialogue
- 甲南大学環境総合研究所
詳細はこちらをご覧下さい。
出席者数:約300名
Report 117
概要
本国際会議では、多彩な領域から学際的に保健医療・健康行動科学・人間安全保障の問題について議論することを目標とした。特に、以下の項目を目的として開催した。
- 多様な領域および学際的な視野より地球規模レベルから地域レベルまでの持続可能なヘルスプロモーションについて議論する。
- 環境の健康を文脈にしたウェルビーイングとヒューマン・セキュリティについての「気づき(自覚)」を促す。
- 様々な文化的・宗教的な背景から、実践家による対話を進める。
- ヒューマン・セキュリティ、環境と健康についてのホリスティックな展望を奨励する。
- 持続可能なヘルスプロモーションに向けたパブリック・アウェアネス(共有の気づき)の向上をめざす。
報告
オープニングセレモニーでは、谷口文章日本保健医療行動学会長、Datin Azizan Baharuddinマラヤ大学、Tan Sri Ismail Mericanマレーシア保健健康省理事長より、本会議への期待と抱負が述べられた。2件の特別講演、5件の招待講演、2件の基調講演があり、パネル討論も開催された。これらに続き、28件の口頭発表と42件のポスター発表がなされた。また、クアラルンプール市内のHIV/AIDS患者のサポートセンターを訪問した。さらに、マレーシア先住民族の住むペタ村を訪れ、そのライフスタイルや民間療法、宗教儀式などワークショップを織り交ぜながら、フィールド調査を行なわれた。本会議では、参加者間の交流がはかれただけでなく、有意義な意見交換がなされた。