イベント詳細
日台共同シンポジウム:気候変動適応策に関わるリスクコミュニケーションと防災教育
開催日:2010年10月13日 - 16日
場所:
- 神戸国際会議場(10月13日 - 14日)
- 京都大学芝蘭会館(10月15日 - 16日)
共催:
- 京都大学大学院地球環境学堂
- 国立雲林科技大学
- (財)交流協会
- 行政院国家科学委員会
- 台北駐日経済文化代表事務所
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学」
- 京都大学グローバルCOEプログラム「極端気象と適応社会の生存科学」
出席者数:約45名
Report 125
概要
「環境」には、大気や植生・水文・地形・地質などの自然的環境と人口や産業・土地利用の変化などの人的環境がある。これらの環境は、自然的・人為的に密接して関係しながら常に変化し続けている。変化は、「発展」と受け止められる一方で、脆弱性を増大していることが多々ある。災害危機管理は、これらの自然的環境と人的環境の関係性を明らかにしつつ、コミュニティ・個人単位で地域に見合った対応策を考えることが必要である。 台湾と日本には、地理形態的な特徴、雨量パターンや台風の発生に関して様々な類似点を有している。社会的経済状態と行政機構において異なる点があるが、相互が学ぶことにより、実施可能かつ効果的リスクコミュニケーション戦略を開発することが必要である。本ワークショップはこれらを議論することを目的として実施した。
報告
本シンポジウムの開催によって得られた成果は下記の4点である。
- 日本と台湾における防災に関する知識・情報の共有と防災技術の向上
- 防災政策立案に関する提案
- 戦略的リスクコミュニケーションに関する議論
- 山間地域の災害とリスクコミュニケーションに関する書籍作成