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イベント詳細


北九州国際水ビジネスフォーラム2010

開催日:2010年12月14日
場所:北九州市立男女共同参加センター・ムーブ2階ホール

主催:
北九州国際水ビジネスフォーラム2010実行委員会 (北九州市、北九州市海外水ビジネス推進協議会)

協賛:
- 財団法人北九州市上下水道協会
- 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)
- 海外水循環ソリューション技術研究組合 (GWSTA)

後援:
- 京都大学グローバルCOEプログラム
- 京都大学 EMLプログラム
- 下水道グローバルセンター (GCUS)

出席者数:500名

Report 133

概要

北九州国際水ビジネスフォーラム「日本の"技術"が世界の水を支えるー世界へ繋ぐ水の"環"と人の"和"」が12月14日、北九州市立男女共同参加センターで行われ、今話題の海外ビジネスについて、アジアを牽引する国々の代表が一堂に集い、世界の水事情や今後の発展について討論した。同市では、地元経済の成長・活性化とアジアへの貢献を図るため、官民連携で海外向けに水ビジネスを展開しており、今回開催する同フォーラムもその一環であった。

報告

フォーラムの基調講演は、京都大学大学院工学研究科の都市環境工学専攻の田中宏明教授により「持続可能な水循環の実現に向けて期待されるわが国の役割」と題して行われた。基調講演では20世紀型の大量水消費、大量エネルギー消費システムからの脱却を図り、効率的な水利用が可能な21世紀型の水循環システムへの転換の必要性について解説した。更に、環境負荷の少ない先進的な水循環システムの技術を持つ日本が、世界への情報発信していくべきであると主張した。また、京都大学グローバルCOE(アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点)と環境マネジメント人材育成 (EML) 国際拠点という大学レベルの国際交流を代表するプログラムの紹介も行った。
中国深圳市水務集団有限公司・城鎮供水排水協会科学技術委員会の張金松総工程師により「中国の水事情および今後の展望(訳)」について講演された。急速な発展を遂げる中国では、エリアを絞り込んだ水質汚染問題や、回収された処理汚泥のリサイクル化など、地域ごとに細分化された事業機会の可能性が発表された。水ビジネスの市場動向や、今後伸びる環境分野としての水処理整備、水価格の上昇トレンドや中国民間企業・海外企業の実力比較など、多くの情報が寄せられた。
その他、水ビジネス市場として注目を集めるシンガポールの経済開発庁幹部などの講演も行われ、日本のノウハウ、技術を組み込むことが、同国の重要な戦略の一つになっていると語った。
水需要の増大するアジア諸国にとって、日本の先進的な水循環技術に注目が集まっていることが改めて確認され、今後の海外水ビジネス展開に向け、日本からの情報発信が重要になることが示唆された。