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イベント詳細


平成23年度第1回地球環境学堂グローバルCOEワークショップ - 平成22年度活動総括と平成23年度活動計画 -

開催日:2011年7月1日
場所:京都大学吉田キャンパス土木工学教室本館2階会議室

主催:
京都大学大学院地球環境学堂

共催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

後援:
京都大学環境マネジメント人材育成国際拠点(科学技術振興調整費)

出席者数:37名

Report 166

概要

2011年7月1日に京都大学吉田キャンパス土木工学教室本館(土木赤レンガ)2階会議室にて、平成23年度第1回地球環境学堂グローバルCOEワークショップ「平成22年度活動総括と平成23年度活動計画」が開催された。地球環境学堂では、人間安全保障工学コースの学生を養成し、さらにいくつかの研究プロジェクトを実施することでグルーバルCOEアジア・メガシティの人間安全保障工学拠点(HSE)プログラムに貢献している。平成23年度が始まるに当たり、地球環境学堂HSEプロジェクト参加者の間でワークショップを開催し、同プロジェクトでの教育および研究活の進捗を検討すると共に、今後の教育および研究計画についての議論を行った。

報告

本ワークショップには20名の教員、研究員と共に、17名の学生が参加した。その内訳は、教授5名、准教授8名、助教4名、講師1名、技術補佐員1名、ポスドク研究員1名、博士課程学生13名、修士課程学生3名および学部学生1名である。はじめに、田中周平准教授より、HSEプログラムの教育活動概要についての発表が行われた。第1部は、松本泰子准教授のグループよる環境政策に関する発表で開始された。続いて藤井滋穂教授より、衛生改善研究についての発表が行われ、その後、浅田安廣助教による水道水中病原性微生物についての研究、Giancarlo Flores研究員による土壌中物質の化学的挙動についての研究が続けられた。
第2部はRajib Shaw准教授によるCDRIの適用に関する研究により開始され、その後、アジア途上国におけるいくつかの研究が報告された。藤川陽子准教授によるネパールでの地下水からの生物学的濾過によるヒ素・アンモニア除去に関する研究が報告され、続いて、Nguyen Ngoc Tung氏によるベトナムにおけるガーデンハウスについての研究、原田英典助教によるベトナムでのリン収支の変容に関する研究、Cristino Tiburan Jr.氏によるフィリピンにおける流域脆弱性評価についての研究が行われ、最後に須崎純一准教授より市街地の三次元モデルについての発表が行われた。ワークショップを通じ研究活動に関する有意義な議論が行われ、本ワークショップは成功裏に終了した。



(写真左)ワークショップコーディネーター:藤井滋穂 
(写真中央・右)ワークショップ参加者の様子