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イベント詳細


水処理に関する日中学生学術交流セミナー

開催日:2011年8月10日(施設見学)、11日(学生セミナー)
場所:湖南中部浄化センター、蹴上浄水場、京都大学桂キャンパス

主催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

共催:
科学技術振興調整費「京都大学環境マネジメント人材育成国際拠点(EML)」

出席者数:20名

Report 159

概要

本セミナーは、環境関連施設の見学と学生によるセミナーの二部構成であった。まず、8月10日蹴上浄水場、湖南中部浄化センターと琵琶湖博物館を見学した。8月11日には、京都大学と清華大学の学生は自らの研究に関する発表を行った。
本セミナーの目的は、以下のとおりであった。
(1)中国の次世代を担う清華大学の学生が日本の水処理に関する技術と経験を学ぶこと
(2)京都大学と清華大学今の共同研究や今後の研究方向を共有すること
(3)日中両国の若手研究者の交流を促進すること

報告

8月10日: 10名の参加者は蹴上浄水場と湖南中部浄化センターの施設見学を行った。施設見学では、参加者が教科書から学んだ知識を深く理解した。さらに、清華大学の学生たちは、日本の浄水場と汚水場の管理及び技術を新たに学んだ。
8月11日:京都大学と清華大学の今後の研究に関するシンポジウムを行った。午前は、教員発表、学生参加のセミナーを行った。津野教授からの開会の挨拶に続いて、5名京都大学の教員と1名のPDからそれぞれの研究分野について講演された。午後は、京都大学と清華大学の14名の学生がそれぞれの国における研究テーマについて発表した。この中には、膜処理技術、PPCPs、POPs、廃水処理モデル、触媒、嫌気性消化技術、廃水再利用技術、バイオレメディエーション技術をなどがあった。最後に、田中教授は、今後京都大学と清華大学の学生交流、協力に関する今後の展開に触れた。また、清華大学から来た5名の学生には、本セミナーを共催したEMLプログラムから短期EML研修終了証明書が授与された。