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イベント詳細


研究成果公表ワークショップ「世界遺産ルアンパバンの音環境に関する量的・質的研究 ―サウンドスケープデザインのために」

開催日:2011年8月26日
場所:ルアンパバン州知事公舎会議室(ラオス)

主催:
- ラオス国立大学
- 京都大学

共催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

出席者数:15名

Report 170

概要

本ワークショップは、ラオス国立大学と京都大学の共同研究の成果をルアンパバン州関係者に公表することを目的として開催された。
ルアンパバンには、多数の寺院とフランス植民地時代の町並みが残る、山々に囲まれた伝統的な町である。毎朝、托鉢の列を見ることができ、1995年に世界文化遺産に登録されている。これに伴い、観光客が大幅に増加し、自動二輪車やトゥクトゥク(3輪タクシー)の増加による音環境の悪化に対してUNESCOから改善を指摘されている。

報告

ワークショップには、ルアンパバン州知事代理および関連する州部局の代表、そして研究チームを含めて、15名が参加した。
最初に、ラオス国立大学社会学部のDexanourath Seneduangdeth副部長から、ルアンパバンの音環境を保全する意義について、ルアンパバンの歴史や住民へのインタビューの結果に基づいて報告された。次に、JSPSロンドンセンター長の平松幸三京都大学名誉教授から、電動トゥクトゥクおよび電動二輪車を導入することによる、道路交通騒音の低減効果について、実測およびシミュレーション計算結果に基づいた提案がなされた。
報告後、州政府の参加者から、いくつかの質問と研究成果を賞賛するコメントが寄せられた。