イベント詳細
第11回京都大学地球環境フォーラム ~地域・学校を通じた防災コミュニケーション~
開催日:2011年11月5日(土曜日)13時30分~16時40分(13時00分開場)
場 所:京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールIII
定 員:先着100名まで(残席がある場合は、当日参加受け付け可能)
参加料:無料
主催:
京都大学地球環境学堂
共催:
京都大学GCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
出席者数:約70名
Poster
Report 183
概要
災害時に浮き彫りになる地域力、その鍵となる学校、地域の人と共に作り上げるボランティア支援の新たな形など、東日本大震災をめぐり明らかになりつつある防災コミュニケーションに関する教訓と課題について, 4人の方にご講演いただくと共に,総合討論を行いました。
報告
まず,ショウ ラジブ准教授からは,学校防災と地域防災のつながり: 東日本大震災からの教訓と題して,今回の震災の地域特性,学校の被害,復興に向けた課題,事例紹介,最後に学校と地域のつながりについてお話しいただきました。
次に,気仙沼市教育委員会の及川幸彦氏からは,学校での被災の生々しい状況,その後の学校再開までの苦労,コミュニティにおける学校の重要性,防災教育と地域の連携についてご講演いただきました。
永田准教授からは,対口支援(ペアリング支援)について,水平的・相互的関係や柔軟でオープンなネットワークの重要性についてお話しいただきました。
最後に,岡田憲夫教授からは「大災害のリスクからの命と生活を守る地域力とコミュニケーション力」と題して,様々な事例についてご紹介いただきました。
続いて,総合討論では会場からの質問に答える形でディスカッションを行い,様々な質問が寄せられました。多くの市民が参加するなど,この問題に対する関心の高さがうかがわれました.