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イベント詳細


第3回GCOE深圳シンポジウム 環境工学分野における日中共同研究・教育の実践

開催日:2011年12月10日
場所:清華大学深圳研究生院

主催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

共催:
京都大学環境マネジメント人材育成国際拠点(科学技術戦略推進費)

出席者数:約50名

Report 189

概要

本シンポジウムは、京都大学と清華大学双方の将来の発展に向けた組織ベースの研究協力を実行するために実施される。コアtoコアプロジェクトは両国にとって重要な事業の一つである。このため本シンポジウムの目的の一つは、京都大学と清華大学のコアtoコアプロジェクトにおける方向性を取りまとめることである。一方で、グループの討議の結果から、日中間の具体的な研究提案による新たな協働の可能性も見出すことが出来る。

報告

本シンポジウムでは、津野洋京都大学教授の開会あいさつに続き、田中宏明京都大学教授、王伟清華大学教授により本シンポジウムの目的と課題についての紹介があった。田中教授からは、JSPSの新たなコアtoコアプロジェクトの概要と、環境工学における最先端の研究・教育ネットワークの形成に向けたコアとなる機関、研究プロジェクトなどの紹介があり、韓国を交えた3カ国での4分野における研究のアウトライン案が示された。
研究計画とその成果を紹介するセッションでは、以下の4分野についてそれぞれの研究担当者からの報告が行われた。
(1)都市代謝システムにおける資源回収と循環
(2)都市の水循環マネジメント
(3)リスクマネジメント
(4)気候変動と低炭素社会
会場では、口頭発表のセッションと合わせて、関連研究や関連技術開発に関するポスター掲示も行われた。
午後からは現地視察が行われ、東莞市第6浄水場の施設と場内で実施されている膜による水処理実証プラントの見学が行われた。
本シンポジウムを通じて、参加者は各分野における共通の研究について議論する機会を得るとともに、今後の協力関係をどのように構築すべきかについて重要な議論を行うことが出来た。