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イベント詳細


環境マネジメント人材育成国際拠点 第4回シンポジウム

開催日:2011年12月11日
場所:清華大学深圳研究生C棟多目的ホール

主催:
京都大学大学院地球環境学堂

共催:
京都大学環境マネジメント人材育成国際拠点(科学技術振興調整費)

後援:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

出席者数:92名

Report 191

概要

平成23年12月11日(日)に、中国の深圳にて清華大学深圳研究生院との共催により、環境マネジメント人材育成国際拠点(通称:EMLプログラム)第4回シンポジウムを開催した。
EMLプログラムは、戦略的環境リーダー育成拠点形成事業の一環として、平成20年より平成24年度まで文部科学省の助成を受けた教育プログラムであり、地球環境学堂・学舎、工学研究科、エネルギー科学研究科の三研究科が主体となり、アジアの環境問題の解決へ貢献する環境リーダーを育成することを目的としている。
本プログラムでは、海外三カ所のフィールドキャンパス(ベトナムのハノイ、フエ、中国の深圳)を設置し、アジア諸国の大学との積極的な連携を図っている。シンポジウムは、初年度京都開催したのを皮切りに、その後、ハノイ、フエに続き、本年度は深圳で開催し、本学の教員、学生に加え、中国・ベトナムの大学関係者、企業からの参加者など100名近くが参加した。

報告

シンポジウムでは、小林愼太郎 地球環境学堂長、康飛宇(Kang Feiyu:カン・フェイウ)清華大学深圳研究生院長の挨拶に続き、プログラムリーダーの藤井滋穂教授が海外でのインターン研修や交流実績などの成果を報告した。また、管运涛(Guan Yuntao:グァン・ユンタオ)環境工程・管理研究センター長、ハノイ理工科大学Huynh Trung Hai(フイン・チュン・ハイ)環境理工学研究所長、フエ農林大学 Le Van An(レ・ヴァン・アン)副学長が、各フィールドキャンパスにおける教育研究連携の報告を行った。これまでの成果を確認するとともに今後の活動の発展への提案がなされた。
その後、本学と清華大学深圳研究生院からインターン研修や交流プログラムに参加した学生が発表、また本学ならびに3つのフィールドキャンパスから、修士課程、博士課程に在籍する学生らが、工学、農学、政策など多分野に渡り環境に関する研究についての口頭発表を行ない、活発な質疑応答が繰り広げられた。ポスターセッションでは、英語で積極的に研究内容を説明し、質問に答える大学院生の姿が見られた。
最後に、京都大学―清華大学環境技術共同研究教育センター主任の田中宏明教授からまとめと閉会の挨拶があり、シンポジウムは盛会のうちに閉会した。