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イベント詳細


第13回 京都大学 地球環境フォーラム リスクとつきあう

開催日:2012年7月14日
場所:京都大学百周年時計台記念館国際交流ホールIII

主催:
京都大学大学院地球環境学堂

共催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- 京都大学学祭融合教育研究推進センター 森里海連環学教育ユニット

出席者数:約70名

Report 214

概要

自然災害,放射能,食の安全性,生態系破壊,交通事故等様々なリスクとともに日々生活しています。様々なリスクとどう付き合えばよいのか,最新のリスク科学はどのように考えているのか,具体的な例を交えて議論することを目的としました。

報告

まず,山崎准教授からは,医学分野におけるリスクや統計について解説いただきました。特に,交絡因子の存在など,疫学研究の成果の報道等のリスク情報の理解の仕方についてご説明いただきました。
次に,越後から水道水のリスクを題材に,リスクのトレードオフについて説明いたしました。また,基準値設定の考え方とその課題についても説明いたしました。
田中准教授からは,「生態系リスクの観点から琵琶湖の自然再生事業を考える」と題して,生態系リスクの評価についてご講演いただきました。生物多様性がどのように評価されるのか,具体的な例を交えてお話しいただきました。最後に,吉川肇子慶応大学教授よりリスクコミュニケーションについてご講演いただきました。
続いて,総合討論では会場からの質問に答える形でディスカッションを行いましたが,多くの質問が寄せられました。京都大学関係者のみならず,多くの市民が参加するなど,この問題に対する関心の高さがうかがわれました。