ラランサ・セレビタナ
台湾でのPFCs調査と台北で開催された第3回IWA-ASPIRE会議における研究発表
工学研究科 都市環境工学専攻 流域圏総合環境質研究センター
行き先:国立台湾大学(台湾)
期 間:2009年10月17日〜10月28日
私のインターンシップの目的は、台湾の台北で開催されたIWA-ASPIRE会議で研究成果を発表し、そして台北・台南の環境水と 水道水中のペルフルオロ化合物(PFCs)の調査をすることでした。PFCsは種々の産業活動により排出された後、従来の処理技術では除去されずに環境中 に残留していることが分かっています。私達はこれまでの研究から、水中のPFCsを除去する吸着材として性能の良い粒状樹脂をいくつかつきとめてきまし た。IWA-ASPIRE会議では、水に関する研究で最先端を行く学会の皆様にこの成果を伝えることができました。それと同時に、その他50以上の最新の 水に関する研究発表を聴くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。その後私は会議の翌日から6日間台湾に残り、台湾南西部(台南)と台北 の調査を行いました。採水したサンプルは前処理を国立台湾大学で行い、処理したサンプルはその後の分析のために京都大学に持ち帰りました。また、今回のイ ンターンシップ中には現在のところ世界で最大規模の浄水場である直潭浄水場(Zhitan Purification Plant)と翡翠水庫という貯水池(The Feitsui reservoir )を見学する機会にも恵まれ、この研修は大変充実したものとなりました。