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若手海外活動研修 > 2012年 > アブ ラーマン ノールハズリンダ

アブ ラーマン ノールハズリンダ

個別要素法を利用したランカウイ国際空港における津波避難シミュレーション

工学研究科 社会基盤工学専攻 都市基盤設計学講座 沿岸都市設計学分野
行き先:マレーシア科学大学(マレーシア)
期 間:2012年8月17日~2012年9月15日
この研究の主目的は,個別要素法を用いた群集避難シミュレーションを実施し,ランカウイ国際空港(LIA)における津波避難計画の発展に寄与することです.
この目的のため,インターンシップの期間に,LIAでの避難シミュレーションに必要なデータをマレーシア・エアポート・ホールディング社からの資料と自ら撮影したビデオ映像の解析結果から収集しました.収集したデータは空港レイアウト,空港における歩行人の密度分布,歩行人の属性そして歩行人の振る舞い等の空港内歩行者情報となります.
加えて,マレーシア科学大学主催の国際学会へ参加しました.避難計画のシミュレーションに関連した問題は取り上げられていませんでしたが,この国際学会への参加を経て,防災計画のためのツールの必要性を促し,この研究の認知度を高める役割を果たしたいという思いが生じ,研究への意欲をより高めることができました. さらに,シミュレーションにおいて歩行速度は重要な情報となりますが,横断歩道部における歩行者挙動を撮影してマレーシア国民の歩行速度を得ました.
今後はインターンシップで収集したこれらのデータを基にグループ歩行者挙動の改良を図りつつシミュレーションを実施していきたいと考えています.

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