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イベント詳細


「日本学術振興会拠点大学交流事業」持続可能性に関する国際セミナー2009
湿地帯と気候変動に関する知識の統合を目指して


開催日:2009年6月26 - 28日
場所:レメリディアンホテル(マレーシア・コタキナバル)

主催:
- JSPS-VCC Core University Program Group 2
- International Islamic University Malaysia (IIUM)
- University Technology MARA (UiTM)
- University Science Malaysia (USM)
- University Malaysia Sabah (UMS)
- University Putra Malaysai (UPM)
- 京都大学グローバル COE プログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学点」

出席者数:約100名

Report 038

概要

本セミナーは、湿地の様々な資源とそれをめぐる社会的、経済的、生態的な環境との諸関係を探求し、湿地地域の持続的発展のために必要なマネジメ ントシステムについて様々な視点を議論した。特に,湿地におけるステークホルダーや事業者らによる継続的な資源搾取と汚染など一連の行動と湿地の損失や破 壊との連鎖関係について検討し、本グループによる10 年間に わたる共同研究の総とりまとめを行った。本会経費による参加者のうち、2 名(京都大学松島格也准教授、京都大学鄭蝦榮特定研究員)は、セミナーにおいて発表するとともに現地開催担当者の補助を行った。他の 2 名 (京都大学久保田准教授、京都大学林博士課程学生) はセミナーの初日のセッションにおいて発表を行った。

報告

本シンポジウムは2006年、2007年のマングローブシンポジウムに引き続き行われるものであり、前2回のシンポジウムで得られた研究課題の 共有化と、マレーシア側と日本側との共同研究をより一層深め、研究の質の高度化、体系化のために、総合的かつ持続可能な土地利用と水環境計画に関する優れ た実践、方法論、技術、研究などについて情報を提供し合い、ゼロ排出社会に向けた効率的・効果的な水環境計画に対する研究をまとめた。その成果は、本プロ ジェクト終了時に発行予定の報告書に取り入れることが確認されたとともに、執筆内容や役割分担について合意形成が図られた。