イベント詳細
平成21年度第2回地球環境学堂グローバルCOEワークショップ
−JSPS-VCCプログラムを通じてのマレーシア研究者との協働−
開催日:2009年12月21日
場所:京都大学吉田キャンパス 工学部8号館 中会議室
主催:
京都大学大学院地球環境学堂
共催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- JSPS-VCC拠点大学交流事業「環境科学」京都大学
後援:
京都大学環境マネジメント人材育成国際拠点(科学技術振興調整費)
出席者数:43名
Report 078
概要
平成21年12月、JSPS-VCC拠点大学交流事業によりマレーシア国民大学、マレーシア工科大学およびマレーシアサバ大学から合計7名の研究者を京都大学に迎えた。地球環境学堂平成21年度第2回ワークショップは、この機会を利用して「JSPS-VCCプログラムを通じてのマレーシア研究者との協働」と題するサブタイトルを設け、本JSPS-VCCのセミナーと合同する形で実施した。
その目的は、学堂内のGCOE「人間安全保障工学」研究プロジェクトのマレーシア研究者への紹介と、JSPS-VCCで培ってきたマレーシア=京都大学間の共同研究の学舎教員への説明であり、その相互交流により、両プログラムの相乗効果的発展を目指すものである。
報告
合同セミナー=ワークショップは、シンポジウムは、3部構成であり、第1部の「フィールドの監視と管理」セッションではJSPS-VCC関係者による日本・マレーシアおよび両国共同研究が7件発表された。その後、マレーシア工科大学UTMのZaini Ujang副学長による特別講演の後、第2部の「水・廃水処理」のセッションでは、JSPS-VCCの7件の研究成果が発表された。最後のセッションが、地球環境学堂GCOEセッションであり、8件の学堂HSEプロジェクトがマレーシアサイドに報告された。その後、交流会が実施され、翌日は、マレーシアからの研究者を中心に、京都市北部クリーンセンター、京都大学工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター、湖南中部浄化センターへの見学が実施された。
従来、別々に進められてきた2つのプロジェクトを合同セミナー・ワークショップとして開催することで、学堂GCOEメンバーにはマレーシアへの研究展開を、マレーシア研究者側にはさらに広い環境研究分野への進展の機会を与えることが可能となり、きわめて有意義な会議となった。
なお、出席者は、マレーシアから7名、京都大学から33名、立命館大学・琵琶湖淀川水質保全機構から3名であり、総勢43名が参加した。