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イベント詳細


KU-JICAジョイントシンポジウム −人間安全保障とキャパシティ・ディベロップメント−

開催日:2010年3月1日 - 2日
場所:日経カンファレンスルーム(3月1日)、 セミナールーム1(3月2日)
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主催:
- 京都大学
- 独立行政法人 国際協力機構
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

KU-JICA Poster
KU-JICA Flyer
Report 090

概要

京都大学-JICAジョイントシンポジウムでは、人間安全保障とそのキャパシティデベロップメントについて理解を深めることを目的とする。さらに、シンポジウムでは、シンガポール、タイ、インドネシアからの海外拠点の活動を報告し、人間安全保障工学の観点から意見を交換し、その確立を目指すことを目的とする。

報告

平成22年3月1、2日に日経カンファレンスホール(東京都千代田区大手町)にて、人間安全保障工学に関するKU-JICAジョイントシンポジウム −人間安全保障とキャパシティ・ディベロップメント−を開催しました。本シンポジウムは、「都市の人間安全保障工学」の確立を目指すと共に、本GCOEの海外活動・連携拠点であるシンガポール、タイ、インドネシアの研究・教育代表者から活動報告を行う機会を設け、その進捗状況を情報交換することを目的に開催しました。
シンポジウム初日は、4件の基調講演を行いました。最初は大島賢三氏(国際協力機構(JICA)副理事長)から、JICAの考える「人間の安全保障」について講演がありました。次いで、Belinda Yuen教授(シンガポール国立大学)からは、都市の中の人間の生活性、健全性という観点から包括的な都市政策について講演があり、続いて竹内佐和子教授(工学研究科)は都市の脆弱性を下げるためのコミュニティに基づくホスピタル概念について講演がありました。藤井聡教授(工学研究科)からは、アジアで働くエンジニアの実例を踏まえた、利他主義、国家主義の観点からの土木教育のあり方について講演がありました。
二日目はインド財務省のGautam Ray教授より、都市の開発と安全保障のパラダイムに関して基調講演が行われました。続いて、本GCOE-HSEの海外活動・連携拠点であるシンガポール、バンコク、バンドンより活動報告が行われました。参加者は二日間で約200名を数え、アジア各国からの講演者・関係者の参加もあり、各国の取り組み事例や課題等をはじめとして、大変活発な議論が行われました。