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イベント詳細


第6回建設プロジェクトにおける多国籍ジョイントベンチャーに関する国際会議

開催日:2010年9月22日 - 23日
場所:京都市国際交流会館

主催:
京都大学

共催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- International Islamic University Malaysia
- Manchester Business School

出席者数:40名以上

Report 120

概要

本国際会議では、中国、マレーシア、オストラリアなどの国から講演者を招聘し、建設市場の国際化を背景とした各国の建設ジョイントベンチャープロジェクトの現状やニーズを紹介するとともに、多国籍ジョイントベンチャーの分野における様々なテーマを議論するプラットフォームを提供し、またそれに関する研究の発展を促進することを目的とする。

報告

本国際会議の始めに行われた基調講演では、中国清華大学の王守清教授は中国のPPPあるいはPFIプロジェクトにおけるリスク分担ルールを紹介し、合理的なリスク分担原則の必要性を論じた。一方、International Islamic University Malaysia のKhairuddin Abdul Rashid教授は建設契約における下請け契約の現状と発展を紹介し、また下請け業者がプロジェクトを参加するモチベーション問題についても言及した。
本国際会議では、世界4カ国から約40名の建設ジョイントベンチャープロジェクトにかかわる研究者、実務者が集まり、多国籍ジョイントベンチャーの現状及びあり方について議論が行われた。マレーシア、オストラリア、日本などの国の大学、政府、民間機構から18人の発表者が研究発表を行った。
本国際会議では、2日間にわたり、世界各国の建設ジョイントベンチャープロジェクトをテーマに、調達スキーム、紛争解決、プロジェクトマネジメント、プロジェクトのガバナンス、官民協働型(PPP)プロジェクトのあり方などをさまざまな角度から研究発表及び討論が繰り広げられた。また本国際会議の発表論文は「Towards New Paradigm of Partnership for the Increasing Global Construction Markets」に収録された。来年度はインドネシア・バンドンにおいて第7回国際会議の開催を予定している。