calender bar inside bar contact bar links bar link

イベント詳細


京都大学−ラオス国立大学CGEモデルに関するジョイントトレーニングコース

開催日:2010年11月27日 - 28日
場所:ラオス国立大学(ラオス・ヴィエンチャン)

主催:
- ラオス国立大学
- 京都大学
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

出席者数:約70名

Report 132

概要

政策評価は公共政策の従事者にとって最も重要な問題の一つである。大気問題、資源消費、社会資本、土地利用、都市の成長、経済発展、安全・安心等といった広い範囲の公共政策の関心事について調査する必要がある。CGEモデルは、政策評価のための効果的なツールのひとつである。政策立案の従事者にとってCGEモデルを自らが開発することは重要である。このような観点から、本コースはCGEモデルに関する基本的な概念や知識や、アプリケーションの結果について授業で提供することを目的とする。具体的には、産業連関分析、SNA、CGEモデリングの基本的な枠組み、国民経済におけるクロスボーダー交通インフラの役割、及び政策評価の方法における基本的な知識を得ることを目的とする。

報告

初日には、松島准教授より本コースの概要が紹介された。Dr. Phouphetにより、ラオスにおける貿易自由化・汚染・貧困の状況について講義がなされた。次に金准教授よりI-Oテーブルの基礎について講義がなされた。午後からは引き続き金准教授によりI-O分析について講義がなされた。そして、吉田助教によりSNAについて講義がなされ、1日目の最後に松島准教授により、モデルの閉じ方・CGEモデルの構造について講義がなされた。
2日目には、吉田助教により政府セクターを入れたCGEモデルについて講義がなされた。そして、千田氏により交通セクターを入れたCGEモデル、CGEモデルによる政策評価例について講義がなされた。午後からは、小林教授によりグリーンIOについて講義がなされ、2日目の最後に文教授により、クロスボーダー交通インフラについて講義がなされた。
2日間合計で約70人が参加したが、ラオス国立大学の学生から非常に多く質問があり、CGEモデルについての関心の高さが伺えた。