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イベント詳細


持続可能な人間安全保障に関する国際会議(SustaiN'2010)

開催日:2010年12月11日 - 12日
場所:京都大学東南アジア研究所 稲盛財団記念館

主催:
- 京都インドネシア留学生協会
- 関西インドネシア留学生協会

共催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- 京都大学グローバルCOEプログラム「地球温暖化時代のエネルギー科学拠点」
- 京都大学東南アジア研究所

出席者数:約200名
発表者数:85名

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Program
Report 134


概要

本会議は人間安全保障問題に関して研究する若手科学者による研究成果を普及させることを目的とする。

報告

持続可能な人間安全保障に関する国際会議(SustaiN'2010)が、京都大学東南アジア研究センター稲森記念館で12月11-12日に開催されました。この会議の主催者は京都・関西インドネシア学生協会で、京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」と「地球温暖化時代のエネルギー科学拠点」、京都大学東南アジア研究センターが共催となりました。開会式では、森純一 京都大学副理事・国際交流推進機構長やMuhammad Lutfi駐日インドネシア共和国特命全権大使、Djoko Santosoインドネシア教育省高等教育局(DGHE)局長、Luluk Sumiarsoエネルギー・鉱物資源省新・再生可能エネルギー及び省エネ局長官、Wawan Gunawan A. Kadirバンドン工科大学副学長(研究・革新技術担当)、吉川暹 SEE Forum(持続可能なエネルギーと環境フォーラム)議長、清水展 京都大学東南アジア研究所所長、Ibnu Hadi在大阪インドネシア共和国総領事が挨拶を行ないました。Suharman Hamzah組織委員長によりますと、これは京都・関西インドネシア学生協会が初めて主催した会議で、これから毎年開催されることを期待しているとのことでした。
本会議には、日本・インドネシアのほか、タイ、ネパール、マレーシア、ブルネイ、オランダなど、アジア・欧州地域から約200名の参加者がありました。参加者による報告は以下の7つのトピックス(1)熱帯諸国における食料・水・エネルギー安全保障、(2)熱帯半球における持続可能な都市と農村、(3) 社会文化と社会科学、(4)先端技術、(5)自然災害、(6)途上国における流行性疾患、(7)途上国における環境問題、に分類されます。それぞれのトピックスで1-2件の招待講演があり、京都大学のほか、インドネシア中央銀行や早稲田大学、東北大学、産総研、バンドン工科大学の方々による重要な指摘がありました。
この会議では80以上の論文と要旨が出版されました。ほとんどの講演者は大学院の学生で、研究成果を内外に発信したいという意欲によるものです。GCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」ではこの種の活動をサポートしており、今回のイベントも「安全保障に関する若手研究者セミナー」の一環として行なわれました。今回のイベントにはインドネシアと日本から著名な方々が参加したため、教育と研究に関する新たな協力計画について議論が交わされました。この会議をきっかけとして、両国の友好と協力がさらに深まることを期待します。