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イベント詳細


環境工学におけるサステイナビリティに関するGCOEシンポジウム

開催日:2011年7月21日
場所:京都大学桂キャンパス Cクラスター C1-2 グローバルホール人融
参加費:無料
使用言語:英語

主催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学点」

連絡先:
〒615-8540 京都市西京区京都大学桂C1 京都大学大学院工学研究科 都市環境工学専攻 津野研究室
電話:075-383-3350 FAX:075-383-3351 E-mail:sympo@water.env.kyoto-u.ac.jp

出席者数:約50名

Information
Report 150

概要

米国の環境工学研究の第一線で活躍されておられるジョージア工科大学のCrittenden教授研究グループをお迎えし、サステイナビリティや促進酸化水処理技術に関する最新の話題をご講演頂くとともに、本学の教員が上下水道技術におけるサステイナビリティに関する研究状況を発表し、日米の環境工学におけるサステイナビリティ研究に関する状況について互いに議論を深めることを目的に、本シンポジウムを開催した。

報告

John Crittenden教授は、1976年にミシガン大学アンアーバー校にてPh.Dを取得後、ミシガン工科大学、アリゾナ州立大学などで各種水処理を中心とした教育・研究活動に取り組みながら、現在はジョージア工科大学Brook Byers Institute for Sustainable SystemのDirector、Sustainably SystemのHightower Chair・GRA Eminent Scholar、および土木環境工学の教授、ならびに学術雑誌Environmental Science and Technology副編集者として活躍されており、全米技術アカデミーや現代の世界の100人の著名な化学工学者に選出されている。これまでに24のNational Awards、4のState and Regional Awards、60のプロジェクト、100以上の論文発表、5冊の著書、135のリポートなどの実績がある。今回のシンポジウムでは、米国におけるサステイナビリティに関する研究についてご講演頂いた。Daisuke Minakata氏は、2005年に本学環境工学専攻修士課程修了後渡米し、2010年にジョージア工科大学にてPh.Dを取得後、引き続きジョージア工科大学にて研究員として、Crittenden教授と共に促進酸化水処理技術やサステイナビリティの研究に取り組んでいる。今回は促進酸化の反応機構を最新のコンピュータ計算技術を活用して解析する手法についてご講演頂いた。 本学からも、松岡教授がGCOEプログラムについて説明した後、サステイナビリティに関連して、伊藤教授が下水処理水を地下浸透処理して再利用する研究について、西村准教授がオゾン処理を組み込み発生汚泥を減容化させながらリン資源の回収を試みる技術について、最新の研究状況に関する話題提供を行った。
日米双方からのサステイナビリティに関する話題提供の後、両者の共通点や相違点についての議論を行った。また米国からお迎えした二人には分かりやすい英語でのご発表をお願いしたことにより、学生も含めて、環境工学の生の英語を経験するよい機会になった。


(写真左)参加者(人融ホールにて)
(写真右)John Crittenden教授