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イベント詳細


中国南部の水環境問題の現状と展望に関するセミナー

開催日:2011年8月23日
場所:京都大学桂キャンパスCクラスター191講義室

主催:
- 京都大学大学院工学研究科
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- 京都大学-清華大学環境技術共同研究・教育センター

共催:
- 京都大学EMLプログラム
- 公益社団法人関西経済連合会
- 財団法人大阪科学技術センター

後援:
- 国土交通省
- 近畿経済産業局
- 下水道グローバルセンター

出席者数:119名

Report 160

概要

寄附企業29社のご支援により2005年10月に開設された「京都大学-清華大学環境技術共同研究・教育センター」(以下、センター)は、昨年、設立から5年が経過し、日中両国の架け橋としてその存在の重要性が益々両国に認識されてきている。6年目を迎えたセンターでは、これまでに多くの研究を実施するとともに、関係機関との連携を高めてきた。これらの活動を通じて得られてきた貴重な経験と成果は、共有すべき価値ある財産であり、今後の研究のみならず、センターを支えていただいた寄附企業のビジネスチャンスにも繋がる事が期待される。
そこで、センターの最新の活動内容と成果を報告するとともに、産官学それぞれの立場から中国南部における水の諸問題解決に向けた連携の発展について議論を深め、センターおよび関係各位の更なる連携強化を目的としてセミナーを開催した。

報告

セミナー冒頭に、小森悟工学研究科長および協議会の手島肇会長にご挨拶いただいた。津野洋教授からは、センター設立から今日までの歴史が紹介され、極めて多数の方々に支えられてセンターが発展してきた事が紹介された。八十島准教授から、現在の活動内容について報告が行われた後、田中宏明教授、高岡昌輝教授、水野忠雄助教から深圳において行われている研究が紹介された。官の立場からは、経済産業省の山口洋参事官、国土交通省の加藤裕之下水道調整官から我が国における水環境に関する海外展開についてご講演いただいた。さらに、中国清華大学からは、王偉教授および張锡辉教授から、中国における環境研究の動向が報告された。パネルディスカッションでは、前のセッションでの講演者に加えて、米田稔教授、藤井滋雄教授、関経連の野島学様、寄附企業団の代表として株式会社クボタの岩部秀樹様にご登壇いただき、産官学それぞれの立場から、日中連携のあり方について議論を深めた。本パネルディスカッションでは、学の立場への具体的要望を伺う事が出来、意義のあるディスカッションとなった。最後に、今後もこの活動を発展的に継続させる事が確認された。