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イベント詳細


第1回環境最先端技術と環境保護産業シンポジウム

開催日:2011年12月12日
場所:中国深圳市 深圳大学城図書館学術会議ホール

主催:
- 清華大学深圳研究生院
- 深圳市環境科学学会

共催:
京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

出席者数:約200名

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概要

21世紀に入り、環境問題のグローバル化と環境技術の革新は環境産業を発展させている。環境保護産業は、経済成長の強力な原動力となっている。さらには、多くの国において産業構造が変化する中にあって、環境保護産業は重要な位置を占めるようになった。
本シンポジウムは、高い水準の“産業"、"学術"、"政府”そして”ユーザー”の交流と連携の基盤を確立することを目的としている。

報告

本シンポジウムでは、環境分野の著名な学者と環境産業の企業リーダーを招き、技術研究開発とその応用の観点から環境先端技術について討論が行われた。シンポジウムの冒頭に、康飞宇 清華大学深圳研究生院院長、张建安 深圳市人居環境委員会副主任、周路明 深圳市科学技術協会主席、そして津野洋 京都大学教授-前日中共同研究センター主任、より式辞があり、本シンポジウムへの期待が述べられた。
基調講演セッションでは、まず、韩伟 中国環保産業協会副会長より、中国における環境保護産業の現状とその発展状況について紹介があった。
次いで、任官平 中国環境科学学会秘書長より、中国の環境科学研究の概況が紹介された。そして、聂永丰 清華大学環境学院教授より、固形廃棄物処理技術の発展についてのショートレクチャーが行われた。 次いで沿海都市の相互交流のセッションが行われ、深圳市、大連市、青島市、寧波市、厦門市の環境科学学会の代表により、沿海都市における環境問題について議論が行われた。また、沿海都市宣言が採択された。
次のセッションでは、田中宏明京都大学教授より、持続可能な社会を目指す都市水循環利用システムについて講演があり、さらに数人の講演者より、水質汚濁対策や土壌汚染対策など各分野の技術開発に関する紹介が行われた。最後のセッションでは、日中の環境保護関連の民間企業-日本からは明電舎、前澤工業-より、最新の環境技術についての紹介が行われた。
本シンポジウムを通じて、参加者は沿岸都市等における環境汚染対策の状況と先端的環境保全技術の動向について理解を深めることが出来た。