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イベント詳細


合同調整委員会「インドネシア中部ジャワ州グンディガス田における二酸化炭素の地中貯留及びモニタリングに関する先導的研究」

開催日:2012年9月10日
場所:高等教育総局D棟3階会議室(インドネシア、ジャカルタ)

主催:
- バンドン工科大学
- インドネシア高等教育総局
- 京都大学
- ペルタミナ石油
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

共催:
- 科学技術振興機構(JST)
- 国際協力機構(JICA)「地球規模課題及び日本・開発途上国間研究者パートナーシップに関する研究プロジェクト」

出席者数:19名

Report 0910

概要

2012年9月10日にジャカルタのインドネシア高等教育総局で開かれた合同調整委員会は、“インドネシア中部ジャワ州グンディガス田における二酸化炭素の地中貯留及びモニタリングに関する先導的研究”に関する、バンドン工科大学、京都大学、ペルタミナ石油による共同研究の最初の公式会合であった。本委員会は、日本からのSATREPS/CCSプロジェクトに関わる専門家派遣の一環として行われ、その目的は正式にSATREPS/CCSプロジェクトをスタートさせ、本研究計画に関する課題について議論することにあった。

報告

本合同調整委員会はバンドン工科大学、インドネシア高等教育総局、京都大学、ペルタミナ、京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」主催で開かれた。本委員会の出席者は計19名であり、日本からは京都大学、九州大学、石油資源開発(JAPEX)、科学技術振興機構(JST)、深田地質研究所からSATREPS/CCSプロジェクトに関わる専門家達が参加し、バンドン工科大学(ITB)及びペルタミナ石油からも同委員会メンバー数名が参加した。本委員会では同委員会委員長及び、京都大学、バンドン工科大学、JICA、JSTの代表者らが意見陳述を行った。
“インドネシア中部ジャワ州グンディガス田における二酸化炭素の地中貯留及びモニタリングに関する先導的研究”の責任者であるDjoko Santoso教授による開会の挨拶は参加者への歓迎の言葉で始まり、本合同調整委員会が開催された2012年9月10日を以ってしてのSATREPS/CCSプロジェクトの開始を正式に宣言した。その後オープニングセッションは松岡俊文教授(京都大学)、Wawan Gunawan A. Kadir教授(ITB)、小原基文氏(JICA)、中村牧生氏と続いた。
そして、松岡俊文教授(京都大学)、高橋亨氏(深田地質研究所)、Mohammad Rachmat Sule博士(ITB)らによって本研究計画に関するプレゼンテーションが行われた後、グンディガス田プロジェクトに参加する関係当局の検討すべき課題について議論し、合同委員会メンバー全員による近況報告及び情報共有が行われた。最後に、本委員会委員長及び、ペルタミナ石油、JICA、JSTの代表者らがGCOE書籍「人間安全保障工学に対する地球科学からの寄与」を受け取った。これは、バンドン工科大学や京都大学の研究者及び石油開発業界・地熱開発業界の技術者らが執筆した書籍であり、人間安全保障に関する問題に対して地球科学がいかにして寄与することが可能であるか、またその近年の貢献について述べられたものである。