calender bar inside bar contact bar links bar link

イベント詳細


招待講義「クリーン開発メカニズム(CDM)および二国間オフセットクレジットメカニズム(BOCM)」

開催日:2012年9月11日
場所:バンドン工科大学 9311講義室(インドネシア・バンドン)

主催:
- バンドン工科大学
- 京都大学
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」

共催:
Pt. Asia Carbon Indonesia

出席者数:45名

Report 0911

概要

2012年9月11日にバンドン工科大学で開かれた本招待講義は、“インドネシア中部ジャワ州グンディガス田における二酸化炭素の地中貯留及びモニタリングに関する先導的研究”に関する、バンドン工科大学、京都大学、ペルタミナ石油による共同研究の活動の一環として行われた。本講義では、クリーン開発メカニズム(CDM)、二国間オフセットクレジットメカニズム(BOCM)および、「二酸化炭素排出量削減計画」の国策化に関係するカーボンクレジットについて紹介された。

報告

本招待講義はバンドン工科大学、京都大学、京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」およびPT. Asia Carbon Indonesiaによって行われた。バンドン工科大学およびインドネシアのE&P企業であるPT. MEDCOから多くの参加者を集め、2つのプレゼンテーションが行われた。
 Mohammad Rachmat Sule博士(ITB)の歓迎の挨拶に始まり、Susy M. Simarangkir氏(PT Asia Carbon Indonesia)および松岡俊文教授(京都大学)によってクリーン開発メカニズム(CDM)、二国間オフセットクレジットメカニズム(BOCM)、カーボンクレジットに関する講義が行われた。
 まず、Susy M. Simarangkir氏が二酸化炭素排出量削減計画の紹介講義を行い、クリーン開発メカニズム、自主的排出量削減(VER)、排出権取引市場、二酸化炭素排出量削減計画2012について言及した。続いて、松岡俊文教授(京都大学)が二国間オフセットクレジットメカニズム(BOCM)についての講義を行い、BOCMの目的やその実施方法、クリーン開発メカニズム(CDM)との違いなどについて説明を行った。また、各講義の後には質疑応答の時間が設けられた。
 最後に、Mohammad Rachmat Sule博士の挨拶で締めくくられ、本招待講義は成功の後、幕を閉じた。本講義では、参加者と講師陣との間で講義後にまで及ぶ白熱した議論が巻き起こり、「二酸化炭素排出量削減計画」に関する参加者の強い関心が見て取れた。