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イベント詳細


京都大学・清華大学環境工学研究・教育に関するシンポジウム -第4回深圳GCOE/EMLシンポジウム-

開催日:2012年12月14日 - 15日
場所:清華大学深圳研究生院CII棟多機能ホール

主催:
- 京都大学グローバルCOEプログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点」
- 清華大学深圳研究生院

共催:
京都大学環境マネジメント人材育成国際拠点(EML)

出席者数:約100名

Report 238

概要

2008年度より実施してきた京都大学GCOEおよびEMLプログラムの最終年度にあたり、本シンポジウムでは、中国・深圳拠点におけるこれまでの成果報告を行うとともに、今後の活動の展開について議論していくことを目的としている。併せて、本シンポジウムでは、中国南部における関係機関、民間企業と京都大学・清華大学との連携に向けた情報交換、議論の場を設け、今後の京都大学、清華大学とともに中国南部における活動、事業展開に向けた日中両国の関係機関との連携の契機づくりを目的としており、中国の関係機関、関係企業との連携や、中国南部地域での事業展開を検討している民間企業、関連団体からの参加を広く呼びかけた。

報告

シンポジウムの開催に先立ち、12月14日は主に民間からの参加者を対象に、日中センターの施設見学会、活動紹介を行った。また午後からは、現地視察として、濱河(Binhe)汚水処理場、梅林(Meilin)浄水場の視察を行った。
 12月15日のシンポジウムでは、まず清華大学の康 飞宇(Feiyu KANG)深圳研究生院長より歓迎のあいさつがあり、次いで京都大学の藤井滋穂地球環境学堂長から主催者を代表してあいさつがあり、本シンポジウムの趣旨等についての説明があった。また、日中センター協議会の代表として、前澤工業の矢野眞氏よりあいさつがあり、寄附講座として設立された日中センターの経緯や今後の同センターへの期待が示された。
キーノートセッションでは、武田信生名誉教授から京大・清華大の連携の歩みが紹介され、また田中宏明教授、张锡辉(Xihui Zhang)清華大学教授から最近の両大学の交流や日中センターの活動状況が報告された。また、両大学の教授、准教授により最近の研究成果や共同研究の概要が発表された。さらに本シンポジウムでは、企業の先端技術紹介と若手研究者の研究紹介をショートプレゼンテーションとポスターで紹介するハイブリッド形式のセッションが行われ、ポスターセッションでは活発な意見交換が行われた。
本シンポジウムを通じで、参加者はこれまでの両大学の連携の成果を認識するとともに、今後の連携につながる若手研究者や企業関係者との交流を深めること出来た。