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若手海外活動研修 > 2009年 > マルフィア アバヅル ワヒド

マルフィア アバヅル ワヒド 

オーストラリアで実施されている水の再生とその再利用に関する研修

工学研究科 都市環境工学専攻 物質環境工学講座 環境質予見分野
行き先:ブリスベン,シドニー(オーストラリア)
期 間:2009年9月20日〜9月27日
水の再生利用は、水と社会に関する議論において主要な話題となってきています。しかし、適切なガイドラインや処理方法を決定して、衛生学的安全性を確保し、一般市民に受け入れられていくには、行政、自治体、研究者にはまだまだ大きな課題が残っています。私は研究テーマである下水再利用における下水に含まれる病原性微生物の制御分野の専門家との議論を通じて多くの知識を得てきました。IWAの会議では研究成果を発表し、会議の期間中様々な国の研究者と新たな情報を交換しました。そこでの議論から、我々は、研究者は共通の目標に向けて研究していること、また病原微生物の制御という研究分野は、依然多くの分からない点があり、今後さらに研究を行わなければならないということを認識しました。また、IWAの会議に参加した際にもう一つ貴重な経験をしました。オーストラリアのシドニーでは、水のリサイクルプロジェクトが実施されており、私は現場を視察することが出来ました。水の再生利用は水不足時を解消する方策となるだけではなく、環境への排出削減が図られることからレクリエーションや観光のようなさまざまな効果をもたらすツールでもあると考えます。

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