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シーザー オルティネロ
鉛の神経毒性のバイオマーカーの探索
工学研究科 都市環境工学専攻
環境システム工学講座 環境リスク工学分野
行き先：マルタ大学 ゴゾキャンパス（マルタ共和国）
期 間：2010年2月15日〜2月18日
鉛は、乳幼児に学習障害を発生させる原因となる物質であり、また神経毒性をもつことで有名な重金属のひとつです。そこで、私の研究の目的は、リスクアセスメントに用いることの可能な鉛の発育神経毒性に関するバイオマーカーを探索することです。2010年のInternational Journal of Arts and Science (IJAS)の地中海で行われた学会の科学分野（Science and Technology Session）で発表した論文中では、発達中の神経細胞に鉛を暴露した結果、ヘムオキシゲナーゼ-2がバイオマーカーとして有用である可能性を示しました。このIJASの学会では、私の論文について多くの人と議論する機会を得ることができただけでなく、多くの国の研究者と会うことができ、また、彼らの研究について学ぶこともでき、とても有意義な時間となりました。
